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支出を抑えるため、保険料などを見直しました。さらに節約すべきポイントを教えて。
活用方法が分かっていませんが、家計簿を10年以上つけてきました。支出を減らすために、保険料や携帯電話代を見直して、電気代とガス代の支払いをひとつにまとめました。他にも節約すべきポイントがないか知りたいです。子どもたちの進路は私立大学も想定。
夫40歳(会社員) 妻40歳(パート) 子13歳・11歳
これまで長年にわたって家計簿をつけてきた相談者。月々の支出のみならず、年間にかかる費用にも漏れがありません。家計簿のおかげで、しっかりと収支を把握することができています。ぜひ、今後も継続していただきたいと思います。
支出をみると、ボーナスから「夫婦の習い事」の費用を出すなど、メリハリのあるお金の使い方ができています。また、見直した「通信費」「水道・光熱費」も、とても上手に抑えられています。支出の中では、「食費」がやや高めです。手取り収入に占める適正な「食費」の割合は、15〜20%が目安。相談者の世帯なら、できれば15%を目指したいので、1割のカットを目標にしてみましょう。
昨年の年間支出191万円には、「医療費」「交際費」など当年のみのものが約37万円あるよう。通常は年間50万〜80万円の貯蓄ができていて、さらに加入する保険には貯蓄型のものも。基本的には、この調子でのやりくりを心がけてください。
「医療費」には子ども2人の歯列矯正費用が含まれていて、今後減ることが予想されます。さらに6年後、上の子が大学に進学するタイミングで、住宅ローンが終了。近い将来、家計には余裕が生まれます。学資保険にも加入していますし、大学進学費用の負担に、ある程度は対応ができそうですね。
現在、老後資金を目的とした「iDeCo」「年金保険」には加入中ですが、貯蓄600万円は全て普通預金に預け入れているのだそう。子どもたちが大学に進学するまでもう少し時間があるので、教育資金の準備として「つみたてNISA」を活用してみるのも一手です。まずは月額1万〜2万円程度で、タイミングの分散をはかりつつ、運用にトライしてみてもよいかもしれません。
ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん
(2023年2月11日号より)
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