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もうすぐ子どもが誕生。マイホームや第2子も予定。家計に問題はない?【かけいぼ診断】

2022年8月19日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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もうすぐ子どもが誕生。数年後にはマイホ ームや第2子も。家計に問題はないですか?

この1年で手取り月収が約10万円アップ。賞与がないので生活レベルは変えずに暮らしています。第1子誕生後、家計の黒字分で「つみたてNISA」や「iDeCo」を活用したいと思っています。実家の助けを全く考えていないので、第1子が小学校に上がるまで妻には子どもに寄り添ってほしい。子どもには、望む教育を受けさせたいです。

夫33歳(会社員) 妻31歳(主婦)

結婚、引っ越しなどの生活の変化があり、近々第1子が生まれる予定。とても楽しみですね。

結婚式や電化製品の購入などで貯蓄は大きく減少したようですが、堅実なやりくりができている家庭なので心配はなさそう。支出は、どれもバランスよく抑えられています。夫婦の「保険料」「小遣い」にも無駄がありません。給料が増えても支出は増やさず、黒字を全て貯蓄に回している点もグッドです。

出産費用については、「家族出産育児一時金」が健康保険から支給されるため、大きな持ち出しはありません。ベビー用品などをそろえるのに、20万〜30万円の出費を想定しておきましょう。また、出産後は「児童手当」が支給されるため、オムツ代やミルク代といった費用が増えても、今の黒字額に大きな変化はないと見込まれます。

「つみたてNISA」「iDeCo」の活用を検討中。マイホームの購入も希望されているので、原則60歳まで途中引き出しができない「iDeCo」よりも、まずは「つみたてNISA」を優先するとよいでしょう。

子どもが小学校に上がるまで妻は主婦業に専念する計画ですが、今の家計ならば問題はありません。ただし、妻ひとりが子どもとずっと向き合い続けるのは大変です。意識的に、妻がリフレッシュできる時間もつくってくださいね。

このまま順調に黒字があり貯蓄が増えていくなら、マイホームや第2子などのライフイベントもクリアできそう。ただし、出産には年齢も影響するため、完璧に準備が整ってからと考えなくても大丈夫ですよ。状況に応じて柔軟に、負担にならない形で共働きをする方法もあります。どのようなライフプランがいいのか、夫婦でしっかりと話し合っておきましょう。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2022年8月20日号より)

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