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家計簿初心者です。貯蓄のためには何から始めればいい? 【かけいぼ診断】

2022年3月18日 

リビング編集部

ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
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家計簿をつけたことがありません。計画的な貯蓄のためにも、何から始めればいい? 

2年の育休を終え、4月から復職予定です。今まで家計簿をつけたことがありません。子どももいることなので、そろそろ家計管理をして、計画的にもしたいと思っています。ですが、何からすればいいのか分かりません。ずっと東京で生活するつもりだったのが、関西へ転勤。今後、場合によっては転職して東京へ戻ることも考えています。

母40歳(会社員) 子0歳

シングルマザーとして自立し、 頑張っておられますね。まとまった貯蓄があり、手厚いボーナスも見込めるため、今の勤めを継続されている間は家計運営に大きな不安要素はありません。

これまで給与水準が高く、支出に困ることもなかったよう。復職してしばらくは時短勤務になり収入は以前よりも下がるため、この機会にしっかりとお金の管理と向き合ってみましょう。

そのために、まず取り組みたいのが相談者も気にされている「家計簿」。1カ月生活していくのに家族2人でいくら必要なのか、何にいくらぐらい払っているかを詳細に把握することから始めてください。将来的に転職も考えておられるようですが、最低限必要な生活費が分かっていれば、給与をはじめとした諸条件の判断基準にもなります。

家計簿は、スマートフォンの「家計簿アプリ」がおすすめ。収入と支出を都度入力するだけで集計され、簡単にお金の出し入れを管理することができます。レシートの画像を読み込み品目や金額を自動的に入力するタイプもあり、使いやすいものを探してみてください。クレジットカードをよく利用するなら、金融機関や各カードと連携するタイプも役に立ちます。

職場復帰後は、手取り収入の25〜30%を貯蓄できるよう、やりくりしてみてください。その際、税制優遇がある「つみたてNISA」「iDeCo」も上手に活用を。もし転職となると大幅な収入ダウンの可能性があるので、今のうちに少しでも貯蓄を増やし、さまざまな状況に対応できるよう備えておきましょう。

最後に、現在の死亡保障は外貨建て保険の約200万円のみ。子どもが独立するまで、掛け捨ての定期保険で1500万〜2000万円程度上乗せすると心強いですね。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2022年3月19日号より)

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