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年の差夫婦で、とにかく教育資金と老後資金が心配。今からできることを教えて。
結婚時に夫婦で保険を見直し、個人年金は夫2種類、妻2種類に加入。節約のために、携帯電話代やアルコール代を抑えないといけないと思っています。いつも自転車の前後に子どもを乗せて移動していますが、半年に1回程度の帰省時などはレンタカーを利用。
夫52歳(会社員) 妻36歳(会社員) 子5歳・2歳
夫婦の年の差を意識して、将来に向けた対策がしっかりできています。夫の定年退職後に、子どもの教育費の負担が大きくなるので、今の調子を維持していきましょう。
支出はどの項目も上手に抑えられています。十分努力できていますよ。晩酌でリラックスしつつ、活力を養っていただければと思います。
今後、子どもの習い事などの送迎が増えたときのために、車を保有すべきか悩んでおられるようですね。保有するとなると、車の購入費のみならず、車検代、自動車税、自動車保険料、駐車場代、ガソリン代などが必要に。維持費だけでもかなりの金額となり、貯蓄のペースが落ちることは必至。現状のまま、必要に応じてレンタカーを利用する形がよいでしょう。
子どもたちの進路として、公立の中高一貫校も視野に入れておられるとのこと。受験には対策が必要となるため、通塾することになった場合、「ここまでせっかく頑張ってきたから、私立の中高一貫校にもチャレンジを」と考えるケースも多いよう。中学から私立になると、教育費の予定が大きく狂ってしまいます。「公立の中高一貫校に合格しなければ、公立の中学に進学。目標を高校受験に切り替える」といったルールを、親子であらかじめ決めておきましょう。
理想は、第1子が中学を卒業するまでに、2人分の大学進学費用プラスアルファの費用として1400万円を確保しておくこと。今の家計なら十分クリアでき、かなりのお金が残ります。貯蓄に占める保険の比重が大きいため、今後は「定期預金」「つみたてNISA」など、引き出しやすいものを活用してください。
豊かな老後を実現するには、夫婦とも長く働くことがポイント。健康に留意しつつ、力を合わせて頑張ってくださいね。
ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん
(2021年10月9日号より)
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