ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計のいろんな悩みにお答えします。
家計簿診断相談募集はこちら
妻と子の保険は加入すべき? 住宅ローンの繰り上げ返済や投資にもアドバイスを。
5年ほど前は赤字続きでしたが、家計簿をつけ、通信費や外食費を見直すなど、がんばって家計を立て直してきました。ボーナスなどは貯蓄に回しています。夫の保険は、医療保障のみで死亡保障がありません。妻と子は保険未加入。保険に入ろうかと迷っています。
夫41歳(会社員) 妻41歳(パート) 子8歳
赤字続きの家計を、大幅に改善された様子。住宅ローンの借り入れも最低限に抑え、堅実な家計運営ができていますね。
支出の中では、食費が高めです。生協利用料の食品分と外食費、スーパーのプリペイドカードのチャージ費を合わせると、月額8万円になります。手取り収入からみた食費の適正水準は6万円程度。今後、チャージする金額は半分の1万円に減らしたいとのことですが、生協と外食の費用についても1割カットを目指しましょう。
加入中の保険は夫の医療保険のみ。例えば、夫に万が一のことがあったときを考えて、月額15万円の保険金が60歳まで受け取れる「収入保障保険」に加入すると、月々の保険料は4000〜5000円程度です。また、子どもについては、入院保障や損害賠償保険がセットになっている共済がおすすめ。月額1000円程度です。さらに、妻の保険は、日額5000円の入院保障を目安にするとよいでしょう。これらを上乗せすると、月々の保険料は7000〜8000円アップしますが、リスクにしっかりと備えることができます。
住宅ローンの繰り上げ返済は、借入金利が0.9%と低く、住宅ローン控除も受けているので、特に急ぐ必要はありません。手持ちの貯蓄を増やし、その一部を運用に回すことも検討してみましょう。取り崩しが容易な「つみたてNISA」を活用し、手数料の安い投資信託で、まずは少額の積み立てを始めてみてはいかがでしょうか。
夫の趣味の旅行や家族旅行にかかるお金について。子どもと気兼ねなく出かけられる時期は、意外に短いかも。使い過ぎはいけませんが、貯蓄とのバランスを上手に取りながら、今しかできない3人そろっての家族旅行も楽しんでくださいね。
ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん
(2021年10月30日号より)
かけいぼ診断相談募集!
本紙の人気コーナー「かけいぼ診断」では、読者の皆さんからの相談を募集中です。家計の悩みに、ファイナンシャルプランナーがプロの立場からアドバイスします。ご希望の方はこちら
最新の投稿
おすすめ情報
- カルチャー教室
- アローズ
- 求人特集
- 不動産特集
- 京都でかなえる家づくり
- 医院病院ナビ
- 高齢者向け住宅 大相談会
- バス・タクシードライバー就職相談会in京都
- きょうとみらい博