かけいぼ診断 10月30日号

2021年10月29日 

リビング編集部

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妻と子の保険は加入すべき? 住宅ローンの繰り上げ返済や投資にもアドバイスを。

5年ほど前は赤字続きでしたが、家計簿をつけ、通信費や外食費を見直すなど、がんばって家計を立て直してきました。ボーナスなどは貯蓄に回しています。夫の保険は、医療保障のみで死亡保障がありません。妻と子は保険未加入。保険に入ろうかと迷っています。

夫41歳(会社員) 妻41歳(パート) 子8歳

赤字続きの家計を、大幅に改善された様子。住宅ローンの借り入れも最低限に抑え、堅実な家計運営ができていますね。

支出の中では、食費が高めです。生協利用料の食品分と外食費、スーパーのプリペイドカードのチャージ費を合わせると、月額8万円になります。手取り収入からみた食費の適正水準は6万円程度。今後、チャージする金額は半分の1万円に減らしたいとのことですが、生協と外食の費用についても1割カットを目指しましょう。

加入中の保険は夫の医療保険のみ。例えば、夫に万が一のことがあったときを考えて、月額15万円の保険金が60歳まで受け取れる「収入保障保険」に加入すると、月々の保険料は4000〜5000円程度です。また、子どもについては、入院保障や損害賠償保険がセットになっている共済がおすすめ。月額1000円程度です。さらに、妻の保険は、日額5000円の入院保障を目安にするとよいでしょう。これらを上乗せすると、月々の保険料は7000〜8000円アップしますが、リスクにしっかりと備えることができます。

住宅ローンの繰り上げ返済は、借入金利が0.9%と低く、住宅ローン控除も受けているので、特に急ぐ必要はありません。手持ちの貯蓄を増やし、その一部を運用に回すことも検討してみましょう。取り崩しが容易な「つみたてNISA」を活用し、手数料の安い投資信託で、まずは少額の積み立てを始めてみてはいかがでしょうか。

夫の趣味の旅行や家族旅行にかかるお金について。子どもと気兼ねなく出かけられる時期は、意外に短いかも。使い過ぎはいけませんが、貯蓄とのバランスを上手に取りながら、今しかできない3人そろっての家族旅行も楽しんでくださいね。

ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん

(2021年10月30日号より)

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