【コレ読んで!】京都下鴨 神様のいそうろう

2024年9月20日 

リビング編集部

京都の書店員やカフェ店主がおすすめの本を紹介。
すてきな一冊に出あえそう!

京都下鴨 神様のいそうろう
望月麻衣 角川文庫(748円)

かわいらしい神様の願いを叶える京都ファンタジー

舞台は京都下鴨。主人公・萌子は強い霊感を持った高校生。かつて自分を救ってくれた幼なじみの男の子・理龍を推しあがめることを日々の生きがいとしています。

そんな萌子のもとには「神様のいそうろう」がやって来ます。彼らは天界の神様が現世の動物たちに一時的に乗り移った存在。モルモットや文鳥など、もふもふの生き物に「いそうろう」した神様の困り事を解決したり願いを叶える手助けをしたりしながら、萌子や理龍たちも大切な家族や友人との〝距離感〞を見つけていく、優しい物語です。

寺社参拝の方法や、神話についても分かりやすく学べる内容となっているので、その点もオススメです。

■本の紹介者
大垣書店Kotochika 御池店
今仁真智子さん

https://www.books-ogaki.co.jp/

(2024年9月21日号より)