京都の書店員やカフェ店主がおすすめの本を紹介。
すてきな一冊に出あえそう!
食べることの楽しさや喜びが詰まった一冊
農業史研究者の藤原辰史さんとイラストレーターのスケラッコさん、京都で活躍するふたりによる〝絵本〞。小学生向け科学雑誌の1月号だ。
食卓に並ぶ食べ物は作り育てる人、運ぶ人、料理する人、さまざまな人の手を介してやってくる。「食べることはお祭りだ」という藤原さんの文章は地理、歴史、環境、ミクロの世界から自分のからだや記憶、命のことまであらゆる世界の入り口になる。スケラッコさんの絵がにぎやかに好奇心の窓を開けてくれる。
本を読むだけでは味や香りを感じることはできないが、食べることの楽しさや喜びを感じることはできる。大人も子どもも大きく口をあけて味わいたい一冊だ。
■本の紹介者
開風社 待賢ブックセンター
鳥居貴彦さん
http://kaifusha-books.com/taiken/
(2024年1月27日号より)
最新の投稿
おすすめ情報
- カルチャー教室
- アローズ
- 求人特集
- 不動産特集
- 京都でかなえる家づくり
- 医院病院ナビ
- 高齢者向け住宅 大相談会
- バス・タクシードライバー就職相談会in京都
- きょうとみらい博