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すてきな一冊に出あえそう！

シンプルなレシピに込められた家庭料理の哲学

料理のレシピといえばネットで簡単に手に入るこの時代ですが、あえてレシピ本の紹介を。

タイトル通り、ミニマル、つまり必要最小限の材料と工程で本格的な料理が楽しめるのはもちろん、この本からは料理に対する哲学が感じられます。特に家庭料理について、著者が考えに考え、実践に実践を重ねて行き着いた哲学者の論理のようなレシピが紹介されているのです。

目指したのは「『普通の食材と定番調味料が、実はこんなおいしさを秘めていたのか！』という驚きと納得のある料理」。どのスーパーにもある材料とどの家にもある調味料で作る、究極のミニマル料理と著者の哲学を体験してみてください。

■本の紹介者
エレファントファクトリーコーヒー
畑啓人さん　

（2023年6月17日号より）