京都の書店員やカフェ店主がおすすめの本を紹介。
すてきな一冊に出あえそう!
62編の詩が伝えてくれる言葉と感情の豊かさ
「あまりにも繊細できれいで 完璧な作品がなんでそんなにいい ちょっと足りなくて欠けたるところのある作品のほうがいいのです」(崔華國「作品考」)。
長らく手に入りにくかった名訳アンソロジーが新版として復刊されました。
一本筋の通った詩の数々が今も多くの人の心に響く詩人、茨木のり子さんが選ぶハングルで書かれた62編の詩。率直で優しい言葉の響きとリズムが、韓国の文化、歴史、風土、そこで暮らす人々の心の機微をありありと伝えます。
添えられたコラムは単なる解説にとどまらず、詩の世界への理解がより深く広がるようです。
時代を経ても変わらない、感情の豊かさに気づかせてくれる一冊。
■本の紹介者
マヤルカ古書店
なかむらあきこさん
http://mayaruka.com/
(2023年4月8日号より)
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