【コレ読んで!】女の子だから、男の子だからをなくす本

2021年6月4日 

リビング編集部

京都の書店員やカフェ店主がおすすめの本を紹介。
すてきな一冊に出あえそう!

女の子だから、男の子だからをなくす本
ユン・ウンジュ/(絵)イ・ヘジョン/(訳)すんみ
エトセトラブックス(2200円)

性別による決めつけを吹き飛ばしてステキな人に

ステキな人になるってどういうこと? 
性別を理由に「当たり前」とされてきた女らしさや男らしさ。その「当たり前」は、好きなものや好きな道を選ぶ自由を邪魔していたかもしれません。

女の子がサッカーをしたりリーダーになりたいと思ったりしてもいいし、嫌なことは理由がなくても拒否していい。そして男の子だって泣いたり負けたり怖がったりしてもいい。

社会を改めて見ると気づく、「女の子たちはみんなどこへ消えた?」という一文が心に残ります。
これからの社会を生きる上で大切な、ジェンダーのことやみんなが同じわけではないということ。楽しいイラストと文章で、大人も子どもも一緒に学べる一冊です。

■本の紹介者
マヤルカ古書店
なかむらあきこさん

http://mayaruka.com/

(2021年6月5日号より)