2023年3月に今出川通沿いにオープンしたタルト専門店「cafe cirqie(カフェ シルク)」。以前近くを通りかかった時にお店を覗くと、10人ほどの行列が出来ていて入店を見送りました。そこで今回はテイクアウトの事前予約をして訪ねてみました。
場所は堀川今出川の交差点を西へ徒歩数分のところで、地下鉄今出川駅からは西へ徒歩13分ほどです。
ビルの1階のお店の入口はちょっと奥まったところにあるので、見過ごしてしまいそうなさり気なさです。
フランスの田舎にあるカフェのような可愛い店内
店内に入ると、白いしっくいの壁に食器棚やテーブル、イスなど年代物のフレンチアンティーク家具が並んでいます。これらはオーナーが自ら買い付けておられるとか。随所に飾られたドライフラワーもアンティーク家具としっくり馴染んで、これは女子が大好きな可愛らしく落ち着く空間。そしてお店の中は、甘く香ばしいバターの香りで満ちていました。
自分好みのアンティーク皿を選ぶ楽しみも
店内入ってすぐ右手には、色とりどりのアンティーク皿がずらり。イートインのお客様がタルトを載せるお皿を自ら選ぶことが出来るそう。草花や木の実など繊細な絵と色合いのお皿はどれもおしゃれで選ぶのも迷ってしまいそうです。
全て店内で手作りされたこだわりのタルト
この日ショーケースに並んでいたのは7種類のタルト。これらはタルト生地からダマンド(アーモンドパウダー、砂糖、バター、卵を同量ずつ混ぜ合わせて焼いた、タルトのサクサク生地の上のしっとりふわっとしたもの)、タルトフィリングまで店内で全て手作りされているそう。タルト生地にもこだわり、それぞれのタルトに合うように全て違う生地にしているのだとか。
テイクアウトした4種のタルトは、どれもフルーツの味がしっかりと感じられ、タルト生地とフィリングの味がフルーツを引き立てつつ、甘さは控えめなので、何個でも食べられそう!一番印象に残ったのはチョコバナナタルト。甘ったるいイメージもあるチョコバナナですが、香り高いココアパウダーの程よい苦みと、甘すぎないカスタードクリームとチョコスポンジが、バナナの自然な甘みと優しい酸味を上手く引き立てて、大人のチョコバナナタルトという趣き。最後まで飽きずに美味しく食べられました。
cafe cirqueで心躍る素敵なひとときを
店名のcirque(シルク)はフランス語で「サーカス」を意味しています。サーカス小屋の玉乗りや空中ブランコなどのように、様々な要素でお客様に楽しんでいただける「流行るお店ではなく、愛されるお店」を目指しているとか。また、フランスに来たかのように現実を忘れ素敵なひと時を過ごせるカフェとして、インテリアも定期的に変えておられるそう。季節ごとに変わる新しいタルトとおしゃれなインテリアを楽しみに、これからも定期的に通っていきたいお店です。
cafe cirque(カフェ シルク)
京都市上京区元伊佐町271-10葛城ビル1階
TEL:無し
https://www.instagram.com/cafe_cirque/
営業時間等は公式SNSから確認を
プロフィール
KARO
在住エリア:京都市右京区
メインテーマ:知っているようで知らなかった京都のあれこれ/食に関すること
お散歩をきっかけに、近くにあるのに詳しく知らなかった素敵なスポットを再発見。寺社仏閣や公園、美術館、古墳など、京都の古くて新しい魅力を発信していきます。
料理が大好きなので、カフェやレストランなどの食に関する取り組みなどもご紹介していけたらと思います。
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