我が家は仲良し夫婦ですが、行きたい場所や入りたいお店、食べたいものの好みが合いません。
私はおしゃれなカフェや甘いもんに惹かれ、一方夫は食事もしっかり食べたいしお酒もたしなむ派。
そんな私たちですが、ここなら互いに楽しめそう!と、素敵なデートコースを見つけ出かけました。
見どころいろいろ「カッパカントリー」
京阪「伏見桃山」駅から徒歩約7分。歩いていると、酒蔵の黒壁が並ぶ通りに「黄桜」と大きな赤い幕が見えてきました。そして愛嬌のある「カッパカントリー」の看板文字も。
「カッパカントリー」は「黄桜記念館」「黄桜酒場」「黄桜商店」と様々なエリアに分かれていて自由に入館できる黄桜酒造の施設です。まずは黄桜の歴史や酒造について展示のある「黄桜記念館」へ。
「黄桜記念館」南側の展示では、酒造りの工程を紹介したジオラマや、道具の展示などを見ることができたのですが、ジオラマの中の小さなお人形の表情が豊かで、今にも動き出しそう。
そして、酒造に必要なお米「酒米」の説明もありました。お酒には精米されたお米の中心部分―心白―の部分しか使われないので、最高級のお酒ともなれば、使われるのは米粒の半分くらいだなんて!驚きました。最高級酒用の酒米の粒は真っ白できれいでしたよ。
「河童資料館」や懐かしのコマーシャル影像も楽しい
「黄桜記念館」北側の展示では…カッパをたくさん見ることができました(笑)
日本有数の(とパンフレットに記載)カッパに特化した「河童資料館」があるのです!そして、黄桜のキャラクターを描かれていた清水崑さんと小島功さんの原画展示や、昭和30年代からの歴代コマーシャル影像もあり!
河童好きの人たちなどが集まる「河童サミット」なるものが~開催されていることもこちらの展示で初めて知りましたが、、古い映像を観て「カッパッパ~カッパッパ~…」と歌えてしまった私っていったい……
そもそもなぜ「黄桜」と言えば「カッパ」なのでしょう?
広報用のキャラクターを探していた当時の社長さんが、週刊朝日の連載でカッパのイラストを描かれていた清水崑さんに依頼され、以後、イメージキャラクターになったそう。
酒蔵風の「黄桜酒場」でおいしいランチに舌鼓
「黄桜酒場」では、お酒だけでなくランチのメニューも豊富で、中でも数量限定、平日限定日替わりランチはコスパ抜群でした。
私が行った日の日替わりメニューは、私の好物「揚げ豆腐」だったので迷わず選びましたが、メインにはガーリックの利いた唐揚げまでついていて、お味もボリュームも大満足でした。
もちろん、お酒がお好きな方なら、飲み比べセットやクラフトビールなども楽しめそうでしたし、店内の暖簾や湯飲み茶碗、箸袋、お手拭きに至るまで、カッパ尽くしなのも愉快な気分になれました。
ここでしか買えない商品や京都の名産品も買える「黄桜商店」
最後はのんべいの夫のために、「黄桜商店」で自宅用のお酒を選びました。
店内では、直営店限定のお酒やクラフトビール以外にも、銘菓や甘酒の商品なども買うことができ、小さな樽酒など、地方の友人に送るのもいいなと夫婦で会話が弾んだのでした。
夫も私もそれぞれが楽しめたカッパカントリー、お陰さまで、楽しいデートができました。
黄桜「カッパカントリー」
京都市伏見区塩屋町228番地
TEL:075(611)9919
https://kizakura.co.jp/restaurant/
営業時間等はHPから確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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