息子たちが学生のころは野外活動の団体に属し、私もリーダーとして普通救命講習を受講していたのですが、それからずいぶん経ち記憶はおぼろげ。実母と同居を始めたこともあり、再受講を思い立ちました。
申し込みは最寄りの消防署で
過去に、京都市市民防災センターと西京消防署で受講経験があったので、西京消防署に問い合わせると、職場の仲間などある程度の人数が揃えば最寄りの消防署でも受講可能とのこと。いくつか希望日を出した中で、会場の空いている日に受講日を設定してくださいました。
ちなみに、個人で受講したい場合は、最寄りの消防署やホームページから京都市市民防災センターでの受講を申し込みます。
さらに、LINEアプリで「救命講習のご案内@京都市消防局」を友達追加すると、受講手続きが便利だと署の方に教わりました。
申し込みには、①氏名②フリガナ③受講が初めてか否か、の情報が必要となるので、参加者全員の名簿を、講習の日までに西京消防署に持って行きました。(終了証に記載するため必要)
講習は約3時間、eラーニング利用も可能
申し込んだ講習は約3時間。最初に1時間ほどの座学で、消防団の方から応急手当の必要性や実例をお聞きしました。心肺停止状態でも心肺蘇生をすることで、救急搬送後助けられた命は多く、救急車が到着するまでに平均でかかるといわれる約8分は、無駄にできない大切な時間なのですね。
今回私たちは座学を受けましたが、あらかじめ自宅でeラーニング受講しておけば、当日は実技のみの受講で済むそうです。
皆で順番に心肺蘇生法を体験
次はグループに分かれて、いよいよ実技訓練です。
①倒れている人を発見→②周囲の安全確認→③反応を確認→④助けを呼び、119番通報とAEDを依頼する→⑤呼吸確認→⑥胸骨圧迫
頭では理解したつもりでも、慌てると周囲の安全や呼吸の確認がおろそかになりがちですが、参加者が交互に体験することで、少しずつ注意点を確認できたのでした。
数秒も無駄にせぬよう、「救急車を呼んで!」ではなく「119に連絡して!」と伝えたり、「誰かAEDを…」ではなく「あなたがAEDを持ってきて」と人を指定するなど、細かな注意点の指摘もとても役立つ情報でした。
胸骨圧迫は意外に力のいる動きなので、腕の角度や足の位置など、指導員の方にコツを教わりました。
次に、AEDも実際に使用して確認しました。
AEDの蓋を開けると中に使用法が書かれていたり、AED自体が音声で手順を教えてくれるのですが、実際に使ってみることで、いざという時に慌てず操作ができそうです。
そのほかの応急処置も体験しました
そのほか、気道異物除去も指導員さんの動きをまねて練習し、止血法についても教わるなど、3時間の講習はとても密度の濃い内容でした。
講習終了後、まとめられたテキストと、各自名前入りの「普通救命講習修了証」をいただきました。
受講した友人からは「充実した内容でとても勉強になった」と好評でしたが、救命法のガイドラインは5年ごとに見直されることもあり、一度の受講で満足せず、2年ごとに受講することが望ましいそうです。
今回私たちは、どこかで誰かの役に立つかもしれないと思い受講した訳ですが、自分たちもいつどこで応急手当をされる側になるかわからないものです。そう思うと、自分も周囲の者も互いにスキルを持つことは、大切なことだなと思ったのでした。
京都市消防局
京都市南区上鳥羽塔ノ森下開ノ内21-3
TEL:075(682)0131
https://www.city.kyoto.lg.jp/shobo/page/0000164785.html
講習日程などはHPから確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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