手作り麹で美味しいごはん「ごはんや お福」

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miyaプロフィール
2023年7月13日 

鴨川のすぐ近く、東一条通沿いにある「ごはんやお福」さんは、麹を使ったお料理がいただけるお店です。

8席ほどのこじんまりしたお店。看板の手作り感が和みます。

自家製麹と発酵調味料で美味しいごはん

麹とは、米や麦・大豆などの穀物に麹菌を繁殖させたもので、お醤油やお味噌、甘酒など日本の発酵食品を作る際に欠かせないものです。どの穀物に麹菌をつけるかと、麹菌の種類(黄・黒・白など複数あり)の組み合わせで風味や利用方法が変わるようで、奥が深い麹の世界。「ごはんやお福」さんの料理には、店主さんが丁寧に醸した麹を原料とした発酵調味料が多く使われています。

店内では二部制でランチがいただけるのと、事前予約をすればディナーコースもいただけるのですが、私が今回利用したのはテイクアウトの「お弁当」と「おいなりさん」。

野菜たっぷり、体が喜ぶお弁当

お弁当は、お野菜、お魚、おにぎりとバランスよく入っていて、塩麹やお醤油、お味噌などの味付けがホッとする和食の味。おかずの内容は時期によって変わるそうですが、少しずついろいろなものが綺麗に盛り付けられているので、味だけでなく見た目も美味しいお弁当でした。麹などの発酵食品は腸内環境を整える作用もあると言われていて、暑くなってきて夏バテ気味の体にも優しいお弁当でした。

お福の麹ごはん(お弁当)1000円

おもたせにもぴったり「おいなりさん」

そして、毎日数量限定だという「おいなりさん」。酢飯は、大葉、蓮根、金ごま、黒千石大豆の4種類。

おいなりさん10個入り1000円。可愛い包み紙に包まれています。

黒千石大豆って初めて聞いた大豆だったので少し調べてみると、極小粒の黒大豆で主に北海道地方で生産されているとのこと。過去に一度栽培が途絶えたことがあり「幻の黒千石」と呼ばれていたそう。小粒だけど栄養価が高い、珍しい大豆だそうです。こういう新しい食材との出会いも、食べ歩き(今回はテイクアウトだったけど)の醍醐味だなと思います。これだから食べ歩きはやめられない!(笑)

しっかりおあげが巻かれたおいなりさんは、食べると口の中にじゅわっとおあげの出汁が広がります。酢飯はすっぱ過ぎず具材が良いアクセントになっていて美味しい~。小ぶりなので摘まみやすいし、複数人でシェアするのにも良さそうです。数量限定なので、確実にゲットしたいときは予約をしておくほうが安心です。

竹皮に包まれたおいなりさんが登場。竹皮は洗って干せば再利用できます。

なお「ごはんやお福」さんでは、「発酵教室」も定期的に開催されています。お味噌の仕込みや麹調味料を自分で作ったり、麹調味料を使ったお料理を試食したりする教室なので、自分の作ったものでお家でも麹生活を楽しみたい!という人にはぴったりかもしれません。公式SNSにアップされる教室の様子がすごく楽しそうなので、私も機会があったら参加してみたいと思います。

ごはんやお福

京都市左京区吉田中阿達町8−1
TEL:075(366 )4888
https://www.ofuku-nene.com/
営業時間等はHPから確認を

プロフィール

miya

在住エリア:京都市左京区
メインテーマ:史跡めぐり/猫
猫と共に京都に移り住んで7年目。散歩やドライブが趣味です。
綺麗なもの、古いもの、おいしいものも大好きです。
京都で出合ったお気に入りの場所や物、猫に関するスポットなどを紹介していきたいです。