願い事を風鈴の音に乗せて…松尾大社の「風鈴祈願」

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大好チヨ子プロフィール
2023年8月30日 

周囲の木々や、境内の花が季節ごとに目を楽しませてくれるので、何度も参拝させていただく松尾大社

境内が涼やかな音に包まれる「風鈴祈願 招福除災の音」

数年前、猛暑の中お参りに行くと、手水舎や社殿の軒に沢山の風鈴が吊り下げられていて、境内を吹き抜ける風で一斉にチリリンリリンと軽やかな音をたて、その瞬間涼やかな気持ちになったのでした。その時初めて知ったのが「風鈴祈願 招福除災の音」。その2020年以来、毎年暑い時期にもお参りするようになりました。


鈴の音色は神様をお慰めすると同時に自身の罪穢れを祓い、清々しくするものだとか。
「風鈴祈願」は、「日々の願いを短冊に記すと、風鈴の音色と共に祈りを松尾山の風が松尾(まつのを)の大神様にお届けしてくださる」祈願だと、手水舎の説明書きに記されていました。

手水舎以外にも境内のいたるところで風鈴の音が響き、風の声を聴いているかのよう。確かに穢れが祓われ、清らかな気持ちになる気がしました。

社殿の回廊


大きな音というわけではありませんが、境内の隅々にいても聞き取れる風鈴の音は、きっと大神様のお耳にも届いているに違いない、とそんな風に思えるのでした。

授与所で短冊を書いて受け付けていただきます

願いを書く短冊は授与所にあり、願い事を書いて祈願料と共に授与所で納めると、あとで風鈴につけてくださるのだそうです。

授与所に願い事を書くスペースがありました

この日、今年の風鈴祈願が開始されて間もない日にお参りすると、手水舎には願い事の書かれていない短冊の風鈴がたくさん揺れていました。

丁度短冊を持たれた神職さんがいらっしゃったのでお尋ねすると、祈願の短冊を何も書かれていない短冊と付け替えられてゆき、風鈴祈願期間の終盤になると、みんなから集まったたくさんの願い事の短冊でいっぱいになるのだそうです。

そんなみんなからの願いをのせて響く風鈴の音色を、少しだけお届けしますね。

願いの込められた風鈴の音が、松尾の大神様まで届いて、みんなの願いが叶うといいな。

願い事のつけられた風鈴は、松尾大社の八朔祭がある9月3日まで境内にお供えされるそうです。
この日願い事を一つに決められなかった欲張りな私は、期間終了までに何度かお参りすることになりそうです。

松尾大社 風鈴祈願

京都市西京区嵐山宮町3
TEL:075(871)5016
https://www.matsunoo.or.jp/
開催期間等はHPから確認を

プロフィール

大好チヨ子

在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。