私には、和菓子好きの妹がおります。私がチョコ好きのチヨ子なら、さしずめ妹はアン子。アン子と出かけるときは、和菓子屋さんに行くことが多く、大極殿本舗「栖園」六角店さんに初めて行ったときも、妹アン子に連れられてでした。
紅殻格子(べんがらごうし)に一文字瓦(いちもんじがわら)、そして、季節によって変えられる暖簾など、その佇まいも魅力的な大極殿本舗「栖園」六角店は、六角通を烏丸通から東に数分のところにあります。
大極殿本舗「栖園」さんは、150年以上続くお店で、もともとはカステラのお店だったとか。今でもカステラは人気商品で、店内に掲げられた「かすていら」の看板も風格があります。
その他和菓子類を取り扱われていますが、店内でいただける月替わりの「琥珀流し」も美味しくて、以前も食べに行きました。
7月はミントの琥珀流し
このところ、京都はうだるような暑さ。冷やっこいもんが欲しくなっていたところ、これまたアン子から「お姉ちゃん、7月の琥珀流しは、ミントだよ」と聞き、いてもたってもいられず、7月に入るや否や食べに行きました。
外は猛暑でしたが、店内は坪庭からの緑も目に入り、涼しく感じられました。
注文してしばらく待っていると、やはり、他の方々も「琥珀流し(ミント)」を注文されている率が高めだった様子。
ほどなくして、先月から楽しみに待っていた「琥珀流し(ミント)」が私のもとへ。
なんと涼し気、そしてキラキラと美しい輝き。添えられていたのはサイダーで、「飲んだり、琥珀流しにかけても良い」のだと説明してくださいました。
「琥珀流し」とは寒天のことで、大き目にカットされていて透明感があり、トッピングのジェル状のミントが、周囲にグリーンの光を放っていました。
口に運ぶと寒天は、トゥルントゥルンで瑞々しく柔らか、ミントの香りが爽やかに鼻から抜けました。寒天にはミントが入っていないようなのですが、ジェルが少し甘めでミントが効かせてあり、寒天もミントの風味をまとっていました。ジェルの濃厚ミントで、口の中が一気に涼しくなりました。
折角なので、後半でサイダーを投入。写真では分かり辛いですが、炭酸のシュワっと感が加わり、寒天の周りの水分がミントサイダーのようになり、変化を楽しめました。
本当にすっきりとして美味しくて、暑い時期にピッタリのデザートでした。
お店はひっきりなしにテーブルが埋まるほど人気があるけれど、行列はできていませんでした。というのも、順番待ちのボードに名前を記入しておけば、席を外していても良いのです。(17時までに戻ること)
「並んで時間がつぶれてしまうのはもったいない。待ち時間は付近の散策を楽しんで欲しい。」とお店の方。その心遣いも嬉しいですね。
琥珀流しは、12か月すべて種類が異なり、大極殿本舗「栖園」本店とも違うラインナップ。ミントの琥珀流しは、7月限り、六角店限りのお楽しみです。
大極殿本舗「栖園」六角店
京都市中京区六角通高倉東入ル
TEL:075(221)3311
https://www.instagram.com/daigokuden.seien/
営業時間等は公式SNSから確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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