私は友人に「そのイベント情報どこで知ったの?」と言われることがありますが、市の広報紙や区役所・図書館に設置されているラックのリーフレットなどから得ることも多いのです。
先日、あるリーフレットのバックナンバーが欲しくて、河原町御池の京都市役所に行きました。そして、よくよく考えてみたら、中に入ったのは初めてかもしれない、と気付いたのでした。
美しい市庁舎
耐震工事やバリアフリー化を終えた京都市役所本庁舎に、中央の入り口から入館。まずはその建物の立派さに見惚れてしまいました。
現在の京都市役所本庁舎は三代目の庁舎で、「関西建築界の父」と呼ばれた武田五一さん監修のもと出来上がったとされています。
ネオ・バロック様式と呼ばれる芸術的な美しさをもつ建物は現存するものが少ない上、ディテールが東洋的というのも珍しく、歴史的・文化的価値が高いそう。何より、河原町御池で圧倒的にシンボリックな建物ではないかと思うのです。
エントランスから眺めた廊下の造形がとても美しい。葱花形(ねぎばながた)アーチと呼ぶのだそうです。
入口から真正面の階段を見上げると、京都市内の風景を表現されたステンドグラスがあり、明るい印象になっていてとても素敵です。
情報入手は入ってすぐ
入口入ってすぐのところに、リーフレットが並んだラックがありました。ラックの左手、案内所で尋ねて、欲しかった資料は何課に行けば入手できるか、また、在庫はあるかを教えていただきました。
そして、案内所で「京都市役所を探索してみよう」という地図を発見!
そこには京都市役所本庁舎が開いてる平日、自由に利用・見学できる場所が書かれています。「これはラッキー!」真っ先に目に入った、屋上庭園に向かいました。(屋上庭園:平日8時~17時に利用可能)
いつもと違う角度から眺める市庁舎
屋上へのエレベーターは、美しい漆塗りエレベーターを利用させていただきました。
エレベーターの扉があくとすぐに、開けた景色が目に飛び込んできました。京都には高層建築物がないので、屋上からは、かなり広範囲が見渡せるのは良いですね。大文字山の「大」の文字や祇園閣もはるか向こうに見つけましたよ。
市役所前の広場も、まさかこんな上から見下ろせるだなんて思いもしなかったので、ちょっぴり感動。
そして、屋上では、市庁舎中央に高く飛び出た重厚な造りの部分を、間近に見ることができたんです。これは貴重な体験ですね。
給水スポットのある休憩スペース
再び1階に戻り、入口向かって左手の休憩スペースに行くと、自動販売機と、その横に給水機も設置されていました。最近市内でも時々見かける給水ポイントになっていて、マイボトルに飲料水を入れることができました。
また、自動販売機の隣には休憩できるスペースがあり、カウンター席に座ると、御池通の風景を眺めながら寛ぐことができました。
京都には美しく価値のある近代建築物が現存し、なかでも京都市役所は、市民が利用できる市民のための施設です。文化的・歴史的にも貴重な建物が、現役の公共施設って、なんだか良いですよね。そういったものに囲まれた環境で生活しているのは、京都市民の特権だなぁと思うのでした。
京都市役所
京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
TEL:075(222)3111(代表)
https://www.city.kyoto.lg.jp/
開庁時間等はHPから確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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