• HOME
  • WEBフレンド
  • 実物を観て、触って、動かして学べる「京都市青少年科学センター」

実物を観て、触って、動かして学べる「京都市青少年科学センター」

WEBフレンド

大好チヨ子プロフィール
2022年7月19日 

息子たちと何度も、そして自分自身が子どもの時にも行ったことのある「京都市青少年科学センター」に、令和2年のリニューアル後、初めて行ってきました。

第1展示室は恐竜がお出迎え

階段を上った入り口から入ると、ティラノサウルスなど恐竜の足跡が、2階の第1展示室へと導いてくれました。好奇心をくすぐられる演出ですね。

恐竜は人気ものだそうです

まず第1展示室に入ると、圧倒的存在感のある巨大な恐竜の骨格と動くティラノサウルス(ともに複製)がお出迎え。以前からお馴染みのオブジェですが、動きが滑らかで、本物の恐竜を知りませんが本物っぽくて目が離せません。

ティラノサウルス(複製)

次に、この右手から入れる「化石トンネル」で沢山の化石標本を観ましたが、驚いたのは本物の化石に実際に触れられたこと!手に持っても良い標本があり、重さを体感できますし、何と言っても巨大アンモナイトや三葉虫に触れるのはちょっとトキメキました。

「さわってみよう!」のシールがあるものは触れる

他にも「京都市青少年科学センター」には、生きた昆虫や魚の生体標本があるので、実物のリアルな動きを観察できるのも魅力の一つだと思います。

「磯の環境」では水槽内の生物を見ることができる

触れて学べる展示コーナー

第1展示室は、生物的な展示がやや多いですが、3階の第2展示室に行くと、物理・化学・地学的な展示が沢山あり、ここでも実際に装置に触れて、仕組みを自分で確認できるところに面白さを感じました。

今回興味をひかれたのは「出来た!竜巻」で、指導員さんと一緒に器具を操作してミニ竜巻が作れるコーナーでした。作っていた方の様子を見ていると、ドライアイスの煙が綿菓子みたいに竜巻に育ってゆくのが面白くて、釘付けでした。

すぐ横に、竜巻のできるメカニズムの解説もありました

もう一つは「みらい地球儀」。真っ暗闇に浮かんだ地球や惑星に様々なデータが投影される仕組みになっていて、例えば「世界の地震分布図」を投影すると、日本は地震の頻度が多く真っ赤。衝撃的なデータを目の当たりにしました。

ほかにも、気温や夜のネオンの投影など

チョウの成長過程が見られる「チョウの家」

最後は館外に出て整理券をもらい、大好きな「チョウの家」へ。入口で観察の注意点を聞いてから入室しました。

入室できる曜日や時間帯が決まっています

「チョウの家」では沖縄付近に生息する「リュウキュウアサギマダラ」「オオゴマダラ」「シロオビアゲハ」を見られるのですが、成虫だけでなく、幼虫から蛹(さなぎ)、成虫までの全ての過程が観察できるのでとても面白いのです。

オオゴマダラ

例えば、珍しいオオゴマダラの金色に輝く蛹や、ひらひらと優雅に舞うチョウを間近に見られるところが、私はとても気に入っています。

この日私にはチョウの好む香りがしたのか、スマホを持つ手にチョウが飛来し、動き回ってもしばらくそのままでいてくれて、とても嬉しい瞬間でした。

チョウが餌にしていた見慣れない植物は沖縄のものなので、隣のビニールハウスでえさ用に栽培しているなど、指導員さんのお話を聞けたのも良かったです。

オオゴマダラの金色の蛹

魅力は他にも…

ミュージアムショップもできていて、可愛いグッズもあったので、光って鳴く恐竜のキーホルダーを買って来ました。人気の恐竜物がいろいろありましたよ。

見どころが多くて今回は見逃しましたが、プラネタリウムに入った4号機が素晴らしいようなので、次回はプラネタリウムにも立ち寄りたいと思います。

光って鳴く恐竜キーホルダー 390円

京都市青少年科学センター

京都市伏見区深草池ノ内町13
TEL:075(642)1601
http://www.edu.city.kyoto.jp/science/
営業時間等はHPから確認を


プロフィール

大好チヨ子

在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。