私は昔から布が大好きです。布で何かを縫う事も好きなのですが、布そのものに惹かれます。作り手さんの想いや職人技の詰まった布を見ていると豊かな気持ちになります。
そんな私の布愛をガッシリ受け止めてくれるファブリックのお店が烏丸三条の近くにあります。お天気の良い休日、久しぶりにお店を訪ねてみました。
物語のような世界が広がるファブリック
そのお店は「椿ラボ京都」さん。オリジナルのファブリックを販売されているギャラリーのようなお店です。色とりどりの布地にはそれぞれ独特の世界観があって見飽きることがありません。
そしてその多彩な布で作られた洋服や雑貨が所狭しと並んでいるのですが、じっくり見ていると、同じ柄でも製品に合わせて生地の厚みや素材が変わっていたりします。きめ細かなモノづくりへのこだわりが随所に垣間見えて感心します。
ここにある布と製品は「京都の乙女文化発信クリエイター」の koha* (コハ)さんがデザインしておられます。ご自身のブログでファブリックの図案のお話なども書かれていますが、それぞれの図案にテーマがあってとびきりユニークなタイトルがついていたり、製作裏話もとても面白いです。
この日はkoha*さんがお店にいらっしゃったので、気になった図案のタイトルやそこに込められた思いなどを聞かせてもらいながら見て回ることができました。タイトルを聞いてからファブリックをながめると、描かれた図案が物語を語っているみたいに思えてきて、さらに深く楽しめました。
ファブリックの図案のモチーフはほとんど植物ですが、花柄ばかりではなく、エノキダケや白菜などあっと驚くような題材もあります。
折り畳みの傘がずらっと並んでいましたが、木製の持ち手のデザインがまた様々で、その組み合わせの妙にも見とれてしまいました。
洋服、かばん、傘、スカーフなどのファッション関連から、クッションカバーやカーテンなどのインテリア、そしてブックカバーや御朱印帳カバーなどの小物まで、幅広いアイテムが並んでいます。
商品説明を見て感動したのが、こちらのトートバッグです。クッションカバーを裁断した残り生地をパッチワークして作っておられます。生地の取り合わせは一期一会の出会いもん、だそうです。あふれる布愛と職人気質を感じました。
koha*さんのお話を聞きながらキレイなファブリックをたくさん見て、いっぱいときめいたので、心がみずみずしく潤った気がしました。koha*さんはご自身を京の乙女文化発信クリエーターと名乗っておられますが、このトキメキこそがまさに乙女心なのだわ、と実感。
そしてトキメキの余韻を連れて帰りたくて、ミニスカーフを購入しました。色とりどりのスカーフの中から迷いに迷って選んだのはさわやかな緑色に細かな草花が散りばめられたデザイン。柄のモチーフは春の七草ですが、これから初夏にかけて首元に巻いたり、ターバンにして、乙女心をキープしていきたいと思います。
椿ラボ京都
京都市中京区三条通烏丸西入ル御倉町79 文椿ビルヂング1階
TEL:075(231)5858
http://tsubaki.amgrrow.com
営業時間等はHPから確認を
プロフィール
トモリロ
在住エリア:京都市右京区
メインテーマ:野菜作り/食文化
京都生まれの京都育ち。外国人の夫と二人で小さな飲食店を営んでいます。趣味は、畑。美山に通って有機野菜を作っています。
畑には誰かに聞いてほしくなる発見がいっぱい。そんな畑ばなしや、食にまつわるアレコレを中心に発信します。
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