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「虎屋菓寮 京都一条店」にて、芸術と味覚の秋を楽しみました

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大好チヨ子

プロフィール

2021年11月15日 

私が、大切な方への贈り物に思い浮かべる品の一つに、「虎屋の羊羹」があります。虎屋さんは、室町時代後期に京都で創業されたという長い歴史のあるお店。四季折々の風情をいつくしむ、日本の心に息づいた和菓子文化を、大切に受け継いでいらっしゃる名店として親しまれています。

そんな「虎屋菓寮 京都一条店」で、優雅な秋のひと時を過ごしてきました。

「とらや」の暖簾をくぐり入店。シックな色合いの店内席も雰囲気が良いのですが、うかがった日は秋晴れの青空が美しい日だったので、迷わずお庭の見えるテラス席を希望しました。

力強い平仮名三文字の屋号が潔く、「虎屋」の風格を感じます

菓寮では、店頭で販売していないおぜんざいやあべかわ餅もあり、どれも魅力的です。かなり悩み抜いて秋の和菓子とお抹茶のセットを選ぶと、和菓子は実際にそのとき提供できる商品をお膳にのせて持って来てくださいました。

現物は季節感があふれ魅力的で、さらに悩む

同行してくれた妹と別の和菓子を注文すると、茶器もそれぞれ和菓子に合わせて持って来てくださいました。

黒いお膳に並べられた和菓子は器の色で一層映え、選んだ和菓子はシンプルなものだと思っていたのに、とても鮮やかな作品となって登場しました。色の濃いお抹茶楽茶碗で際立っています。その作品をじっくり眺め、和菓子に黒文字の一刀をいれるまでに、どれだけ時間を要したか…。

お抹茶は甘味を感じるまろやかなお味で、和菓子の餡はきめ細やか、つくね芋を使った薯蕷(じょうよ)の皮はモチモチと歯ごたえがあり、とても上品でいくつでも食べることが出来そうに思えてしまいました。

山路の菊(10月の生菓子) お菓子の銘と説明も添えられていました
栗粉餅(10月の生菓子) やさしい一言も添えられていました

和菓子は季節ごとに変わるので、行く度に楽しめるのが良いですね。

11月の生菓子はこちら

ゆったりと優雅に過ごした後は、菓寮のお隣にあるギャラリーにも行ってきました。

「虎屋 京都ギャラリー」では、「京都」「和菓子」をテーマに、虎屋所蔵の美術品や和菓子に関する史料他、伝統工芸を紹介される企画展を年に2回程度開催されています。
過去に、手摺り木版画で知られる「芸艸堂(うんそうどう)」所蔵の貴重な版画の原板など、珍しいものを拝見しました。ですから今回の展示も「めでたい寅年 愛でたい虎」という、テーマからすでに面白そうな気配を感じたので、楽しみにしていたのでした。
※今回は2021年12月5日(日)まで開催

ギャラリーでは、日本画家・富岡鉄斎さんの勇壮な虎やお茶目な表情の魅力的な虎作品をはじめ、さまざまな作品を拝見できました。
実は、虎屋さんのお店からものの数分のところに富岡鉄斎さんの住まいがあり懇意にされていたそうで、富岡鉄斎作品の所蔵品も多いのだとか。

当時の虎屋店主宛てである旨が、サインの右に!

虎屋さんで現在使用されているこちらの掛紙の絵柄も鉄斎さん原画だったのですね。現在は印刷ですが、以前は版画で一枚づつ刷られていたそうです。

立派な茶道具や水墨画などの展示品と並んで、可愛らしい張り子の虎もあり、思わず笑みがこぼれました。

ひとかかえもありそうな、特大張り子の虎

2022年の寅年にちなんだ企画展ということで、嬉しいフォトスポットがこしらえてありました。画家・津田青楓さん94歳のときの作品は、驚きの大胆で躍動感あふれる虎!撮影した写真をそのまま、めでたい寅年の年賀状にできそうですね。

京都御所の西側に位置し、味覚の秋と芸術の秋、両方を満たせる私のお勧めスポット。虎ものの展示は、12年サイクルでしかお目にかかれない可能性もあるとお聞きしたので、愛でることができてよかったです。

気持ち良いテラス席でお茶を一服

虎屋菓寮 京都一条店

京都市上京区一条通烏丸西入広橋殿町400
TEL:075(441)3113
https://www.toraya-group.co.jp/
※営業時間等はHPから確認を

プロフィール

大好チヨ子

在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。

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