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ほどよい塩味がたまりません。うずまさふたばさんの豆大福。

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トモリロプロフィール
2021年7月20日 

「おいしい」「ほんまにおいしいな」

食べながら何度つぶやいたことでしょうか。先日、知人から手土産にもらった黒豆大福が、あまりにもおいしかったのです。

3個入り480円の「うずまさ豆大福 丹波黒」

つきたてのやわらかなお餅、小豆の旨味が生かされた餡、ちょうどよい固さの黒豆がアクセントになっていて、食べ進むのが楽しくなる大福もちでした。そして私が何よりも気に入ったのが、ほどよい塩味です。すべてを包み込んで一つにまとめてくれるようなまろやかな塩味が絶妙でした。

食べ終わった後にも口の中においしい余韻が残ります。普段は和菓子を一つ食べるのがやっとの私ですが、これは甘すぎないからでしょうか。いくつでも食べられるわ!と鼻の穴がふくらみました。ですが、よる年波で胃袋も小さくなってきたので、そこはぐっとこらえて翌日に持ち越し。

翌日にいただいた時には、お餅の表面がほんのり固くなり、前日のやわらかな大福とはまた違う素朴な味わいを楽しむことができました。

私がここまでほれ込んだこの大福は、右京区太秦にある「うずまさふたば」さんが製造・販売しておられる「うずまさ豆大福 丹波黒」です。

うずまさふたばさんは、東映京都撮影所の門の前に店舗があります。太秦のおいしい和菓子屋さんとして愛されているお店で、太秦が地元の私も昔からよく知っています。場所がら映画やドラマの撮影用のお菓子も手掛けられていて、旅行者さんにも人気だと聞きます。

黒豆大福が特においしいよ、とは友達にも聞いていたのですが、買いに行った時に売り切れだったりして、実際に食べたのはこの日が初めてでした。

その後、おかみさんと話す機会があったので豆大福について聞いてみましたが、小豆の味がしっかり感じられる甘さひかえめの餡は、毎朝お店で炊いておられる自家製餡だとのことでした。やはり、納得です。

そして、私が一番気に入ったあの絶妙な塩味は、なんと塩こうじを使って出しておられるのだそうです。和菓子に塩こうじとは、思いもよらない食材でしたが、あの何とも言えない奥深い味わいは塩こうじが醸し出していたのかと思うと、さらにこの豆大福がいとおしく思えてきました。

一緒にもらった「若あゆ」は、生地が厚めでもっちり。こちらも好みの味でした。
期間限定品なので、購入は事前予約が望ましいそうです。

うずまさふたばさんでは、豆大福以外にもいろいろな和菓子を販売しておられます。ただし『売り切れ次第終了』と公式ブログにも書かれているとおり、人気のお店なので売り切れることも多いです。お出かけになるなら早めの時間帯をおすすめします。

うずまさふたば

京都市右京区太秦西蜂岡町9-30
TEL:075(861)3349
https://ameblo.jp/futabakaho/
営業時間等は公式ブログから確認を

プロフィール

トモリロ

在住エリア:京都市右京区
メインテーマ:野菜作り/食文化
京都生まれの京都育ち。外国人の夫と二人で小さな飲食店を営んでいます。趣味は、畑。美山に通って有機野菜を作っています。
畑には誰かに聞いてほしくなる発見がいっぱい。そんな畑ばなしや、食にまつわるアレコレを中心に発信します。