八百万のパン屋さんがひしめく京都で、100店舗以上のパンを食べた結果、私にとってのお気に入りパン屋さんがいくつか出来ました。
そんなお店の一つが西京区物集通沿いにある「プラ・ビダ」。パンを求めて遠くまで行っていたのに、なんと自宅からほど近いチャリ圏(注:徒歩圏ならぬ自転車移動圏内の意)でこんなお店が見つかるとは「灯台下暗し」でした。
「プラ・ビダ」さんは、「毎日食べても安心なパンを」との思いで、国産小麦のみ使用したパンを作っていらっしゃって、中でも私は食パンが好きです。
午後の食パン焼き上がり時間を狙って買いに行きました。
↑こちらが2種の食パン、「角食パン」と「山食パン」の断面です。
角食パン…みみはしっかりしていますが、柔らかですっと割けます。購入当日生で食べるとモチッとして、噛むと水分を感じる瑞々しい生地の食感があり、とても甘味を感じました。少し焼いて食べると、サクっと軽い歯触りになりすっと溶けていくような感覚を味わう生地になりました。
手間のかかる「湯種」食パンなのですね。翌日食べてもしっとり感が損なわれていませんでした。
山食パン…砂糖と油脂不使用なのにしっとり。生で食べると、耳のしっかりした焼き加減が香ばしく、コシのあるモチモチした食感がたまりません。弾力があって伸びる生地は、噛みながら小麦のおいしさが味わえました。焼いて食べると一層噛み応えが増し、特に耳の部分は焼き目の風味が味わい深く、甘味がない分色々なおかずにも合いそうだと思いました。
私は上手にスライスできないので、好みの厚さに切ってもらうのですが「プラ・ビダ」さんではパンの両端のみみの部分も入れてくださいます。私はパンみみの行方をいつも気にかけるほど大好きなので、みみ付き大歓迎!
その他にも、食パンと共につい買ってしまう「コーヒービーンズ」は、コーヒーのほろ苦い生地に白あんと黒豆がたっぷり入っていて、こちらもおすすめです。もちろん、調理パンやおかずパンなども素材一つ一つが吟味されていてどれも美味しいので、行く度に季節の物など違ったパンも選んでみます。
京都にこんなにも沢山のパン屋さんがあって大丈夫なの?と時折心配になりますが、多くのパン屋さんが共存できるのは、各店の得意とする人気のパンがあり、良さが様々だからではないでしょうか?
「プラ・ビダ」さんはパンの美味しさだけでなく、お店の方の明るく元気な対応も魅力的で、そんなお店が身近にあることに幸福を感じずにいられません。美味しい食パンを頬張りながら「京都に住んでいてよかった~」と思うのでした。
プラ・ビダ
京都市西京区川島権田町10-10
TEL:075(394)7028
https://www.facebook.com/puravida.pan/
営業時間等はHPから確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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