目的があって出かけるわけですが、それだけで帰るのがもったいない時、個展やサークルの作品展などが開催されているギャラリーに、ふらりと立ち寄ります。
そんな中で、常設展示もありいつも素敵な作品が並ぶお気に入りのギャラリー「京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク」に行きました。
平安神宮へ向かう神宮道沿いにあり、外観もしゃれています。
入り口は2箇所。どちらから入場してもよく、私は向かって右側の庭から入るのが好きです。こんなに凝った造りのギャラリーはなかなかないので、本当に入っても良いのかな?と初めて訪れた時は不安になったものです。
庭を突き当りまで進み、入ってすぐエレベーターで2階に上がれます。
2階は広々としていますが、パーテーションで区切られていて、どこかのお宅の部屋を回って作品を見せていただいている気持ちになります。全体が木のぬくもりを感じる内装なので、この空間で作品鑑賞をしているだけで寛ぐのです。
コーナーに素敵な木の椅子を見つけました。座って鑑賞するとまた違った風に見えると思い、自宅にいる気分で座ってみると、その瞬間に作品は自分の物の様に思えてくるから不思議です。
この作品をどこに飾ろうかな?どの部屋に合うかなぁ。頂けるならどれかなぁ…と空想しながら作品を鑑賞するのは楽しいですよ。
2階の展示はほぼ2週間ごとに様々な個展があるらしく、案内葉書がラックに並んでいて、個性豊かな葉書のコーナーが一つの展示品のようです。
1階の常設の展示コーナーは、一番奥まったところがなんと坪庭!
樹々とオブジェで構成された…私のような素人目には不思議な写真の数々が、庭のグリーンと調和していて、和の雰囲気の室内にも何故かぴったりハマってしまうので「ほぉ」と思わず声がでます。
外は晴天でしたが、雨の日に水滴がガラス窓を伝えば、写真の樹々も潤うように感じるのではないでしょうか。
この日は全くタイプの異なる作品がコーナーごとに展示されていて、気分を変えながら楽しめるものでした。作品も面白いのですが、展示のされ方が素敵だなぁと、いつも思えるギャラリーです。
ギャラリーは訪れたタイミングに人が少なければ会場をひとり占めできることもありますし、個展を開催されている方がたまたまいらっしゃれば、作品について教わることができるという楽しみもあります。
さて、向かって左側の入り口から外に出ました。暖簾のロゴも可愛いです。
「京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク」は、写真専門のギャラリーですが、写真は手法やモチーフが変わると全く違った個性的な作品になるので、行く度に満足できる素敵なアート空間です。
出てくるときにはすっかり気分がリフレッシュされました。
京都写真美術館ギャラリー・ジャパネスク
京都市東山区堀池町374-2
TEL:080(5988)7720
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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