「第12回京都女性起業家賞(アントレプレナー賞)」の京都リビング新聞社賞は、岡村志穂さん。受賞した「リセットハウスプロジェクト」への思いを聞きました。
京都の空き家を活用して「人も家も再出発です!」
「自分の幼少期は貧困だったので、家にあまりいい思い出がなくて。だから、居住空間としての家は大事」と岡村さん。
「リセットハウス」は、月収15万8000円以下のひとり親家庭や社会人などを対象に、空き家を住まいとして比較的安価で貸し出すというもの。ただし、借り手は、決められた期限までに収入増のめどをつけて出ていく、という条件付き。
「単に貧困者を支援するというのではなく、そういった人たちが自分で力をつけて貧困から抜け出すためのきっかけ、仕組みをつくりたかった。人も家も再出発です!」
京都市に点在する空き家に注目し、まずは自身が主宰する「321プロジェクト」のメンバーの知人関係で、貸し手と借り手をみつけ、事業としてスタートさせました。
新たな会社も始動
「現在の入居者さんは力をつけて出ていこうとしていたのですが、壁にぶつかっていました。非正規で働いている人が希望しても、正規社員にはなかなかなれない、という現実の壁に」
そこで、岡村さんは新たに、東京で株式会社「健美撫子」を立ち上げました。「当社で正社員として雇用し、次へのステップにしてもらおう」と。経理専門に請け負う会社で、そこでリモートで仕事をしてもらい経理のスキルを磨いて、より良い会社に転職してもらうのだとか。東京に会社を置いたのは「仕事の受託元が京都より多いから」。
岡村さんのモットーは「変化と挑戦」だそう。
「悩んだら、変化と挑戦がある道を選びます。難しいけれど、後がむっちゃ楽なんです(笑)」
(2024年6月29日号より)
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