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新商品が続々! ディズニーキャラクターを京都伝統工芸で表現

2020年10月7日 
<宮脇賣扇庵>京扇子「ミッキーマウス 1928」

「ディズニーキャラクターを京都伝統工芸で表現」をコンセプトに、府内で伝統工芸品を扱うメーカー14社が「ディズニー/京都伝統工芸シリーズ」の商品を発表しました。

今回お披露目されたのはお香、茶道具、手ぬぐい、和傘、京扇子、振袖、京あぶらとり紙など。ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社監修のもと制作され、ミッキーマウスやディズニープリンセスといった人気キャラクターがあしらわれています。

京都伝統工芸の〝新しいカタチ〟を目指して

<おか善>「手描き 京友禅振袖」

伝統工芸の新たな表現を目指した本シリーズ。「次世代・世界の人に伝統工芸品を知ってもらいたい。使ってもらいたい」との思いから生まれた作品は、キャッチーで親しみやすいデザインの中に、京都で受け継がれてきた素材や技術がふんだんに使われています。

「これまで古典柄を扱ってきたので洋のデザイン、キャラクターを扱うのは初めて。京友禅の技法を使い、魔法の世界を表現しました」と教えてくれたのは、呉服店「おか善」の担当者。振袖に映画『ファンタジア』の世界観を融合させたそう。

キャラクターが伝統工芸に親しむきっかけに

<淡交社>茶箱セット「ミニー」(左)、「ミッキー」(右)

茶道具・和装品の販売や出版を手がける「淡交社」からは、ミッキーマウス・ミニーマウスをイメージした茶箱が登場。持ち運びできるコンパクトなサイズなので、自宅のリビングや庭、キャンプ先でも利用できます。衛生面を考え、茶せんは竹ではなく樹脂製。抹茶を入れる棗(なつめ)にもこぼれないように内ふたがついています。子どもから大人まで、家族や友人と気軽に〝お茶〟を楽しめそうです。

ディズニープリンセスが描かれた「加美屋(株式会社いちはら)」のあぶらとり紙や、ディズニーキャラクターをイメージして特別に調香した「鳩居堂」のインセンス(お香)といった、普段使いしやすそうなアイテムもラインアップ。プレゼントやおみやげにもぴったりですね。

<加美屋>「和風金紙 京あぶらとり紙」

2021年には全作品の展示会も

2021年2月には、岡崎の京都伝統産業ミュージアムで『ディズニー/京都伝統工芸シリーズ』展示会を開催予定。今回発表された作品のほか、未発表も含む14社約145点の作品が展示されます。

制作された作品は今後、各メーカーの店舗やオンラインショップでも販売が予定されています。

ディズニー/京都伝統工芸シリーズ

<参加メーカー>
株式会社阿以波/株式会社朝日堂/株式会社いちはら/株式会社永楽屋/株式会社おか善/株式会社香鳥屋/有限会社上林春松堂/鳩居堂製造株式会社/株式会社松栄堂/株式会社淡交社/株式会社辻倉/株式会社中嶋象嵌/有限会社中村ローソク/株式会社宮脇賣扇庵(五十音順)