東本願寺前に〝お東さん広場〟が誕生しました

2023年6月30日 

リビング編集部

東本願寺前に〝お東さん広場〟が誕生しました

JR「京都」駅から徒歩約5分。新たな憩いの場がオープンしたのを知っていますか。催しが行われるなど、にぎわいを生んでいるスペースを紹介します。

JR「京都」駅から烏丸通を北へ真っすぐ。左手に東本願寺が見えたかと思うと、右手に現れるのは、緑のある広々とした空間。

こちらは、京都市初の市民緑地として3月にオープンした「東本願寺前市民緑地」。愛称は〝お東さん広場〟です。

(左上)車が通行していた整備前の写真 (右下)整備後。写真右側は石畳風に舗装された多目的広場、左側は芝生広場に

「元々、市道と東本願寺所有の植樹帯があったエリアなんですよ」と教えてくれたのは、京都市建設局みどり政策推進室の担当者。「植樹帯では、地域の活性化のためのイベントなどが開催されていましたが、より多くの人が利用しやすい場所にするため、2021年に京都市と東本願寺が市民緑地契約を締結。整備を進めてきました」

東本願寺と植樹帯の間にあった南北約270m、幅約20mの車道は石畳風の多目的広場となり、見晴らしの良い空間を歩けるようになりました。植樹帯部分は、芝生広場と噴水広場に。従来からあったケヤキやイチョウなどが剪定(せんてい)されて風通しが良くなった芝生広場は、新たに植樹や芝生の整備が行われました。

「秋に咲く品種の桜など色々な種類があるので、四季を通して花や緑を楽しんでいただければ」(同市担当者)

空撮写真(2023年2月ごろ撮影)。写真左側の東本願寺と国道に挟まれているのが〝お東さん広場〟です

日常の憩いの場に 災害時の拠点にも

周辺住民に普段から憩いの場として利用してほしいとの思いが込められた〝お東さん広場〟。腰掛けるスペースがある以外に、トイレや手洗い水栓も新設されました。また、災害時の拠点としても想定されているとか。

「災害時にオープンスペースとして活用できるように、かまどベンチやマンホールトイレを新たに設置しました。普段は誰もが座れるかまどベンチは、非常時には炊き出しができます。マンホールトイレは、囲いを作るだけでトイレとして利用可能に」

駅の近くという立地を生かした観光客のもてなしの場や、マルシェなどのイベントの開催地としてもにぎわっています。

「京都駅近くに広々とした空間は少ないので、そこも魅力ではないでしょうか。かつて車道だった場所のど真ん中から京都タワーを望めるのも、気持ちが良いです。

非常時に〝かまど〟へと姿を変えるベンチ
夏季には涼を感じられるミストポールが稼働
多目的広場では手作り市が開かれたこともあり、たくさんの人でにぎわったそう
巨木を使ったツリークライミングのイベントも。町中で自然を感じられるスポットでもあります

細長い多目的広場で陸上競技イベントなども企画できそう」と同市の担当者。地域の人からは、「広場を住民コミュニティーで一緒に育てていきたい」との声も。さまざまな活用が考えられそうで楽しみですね。

〝お東さん広場〟については、京都市建設局みどり政策推進室=TEL:075(222)4114=まで。イベント利用に関しての問い合わせは、東本願寺前市民緑地管理事務所=TEL:090(3727)6724/TEL:075(771)3052=へ。

(2023年7月1日号より)