「南座 春の舞台体験ツアー」に参加してきました

2023年5月9日 

リビング編集部

「廻り舞台」や「迫り(せり)」を体験

国の登録有形文化財にも登録されている「南座」。観劇で訪れる劇場を俳優の視点で体験できるのが「南座 春の舞台体験ツアー」です。2023年5月2日(火)~8日(月)に開催されていたツアーに参加しました。

「花道」を通って舞台へ!

まずは、ツアーガイドから出番前の俳優の待機場所でもある小部屋「鳥屋(とや)」の紹介を聞きます。そのあとは「花道」を通って憧れの舞台上へ。今春のツアーでは、「三月花形歌舞伎」で実際に使われた大石神社(山科区)の桜の大道具が舞台にあしらわれ、間近で見学することができました。

続いて、ガイドの解説とともに、「廻り舞台」の回転や上下に昇降する「迫り(せり)」を実際に体験。最高で180㎝まで上がる「迫り」では、照明の熱さも肌で感じられます。

上がる「迫り」の体験

さらに、緞帳(どんちょう)の紹介も。普段観客側からは見ることのできない緞帳の裏側には、「火の用心」の文字が。火事によって多くの芝居小屋や劇場が消失してきた歴史が物語られています。

「火の用心」の文字が掲げられた緞帳の裏側

最後は、「ちょんぱ」の演出で締めくくり。「ちょんぱ」とは、客席や舞台が真っ暗なまま緞帳が上がり、拍子木を打つ「チョン」という音を合図に「パッ」と照明が一斉に点き、華やかな舞台が現れるという印象的な演出です。明るく照らされた舞台からの眺め、体感してみては。

貴重なツアーは夏にも開催予定。各回1800円(約30分)。舞台機構体験時間の前後も、自由に館内を観覧できます。

〈問い合わせ〉

南座

京都市東山区四条大橋東詰
TEL:075(561)1155
午前10時~午後5時30分