洗濯する頻度を調査！@京都

2022年6月24日　

リビング編集部

〝家庭の文化〟といえるほど、人によって異なる洗濯の仕方。皆さん、服やタオルなどをどのくらいの頻度で洗っているのでしょう。そこで、読者にアンケートを取り実態を調査！　洗濯にまつわる疑問への、専門家のアンサーにも注目を。

※2022年3月にリビング読者にアンケート。有効回答数1384

日々たまっていく洗濯物。「大家族なので洗濯物がたまると大変。悩まずどんどん洗います」（HK）という人もいれば、「日中はフルタイムで働いているため、洗濯は2〜3日に1回」（YR）という人も。家族の人数、生活リズムなどによって、洗濯機を回す頻度は変わってきますよね。

正解はないにしても、ほかの家庭がどのくらい洗濯をしているのかは気になるところ。「洗濯をする頻度」をはじめ、タオル、シーツ、パジャマといったカテゴリー別の洗濯頻度も読者に聞いてみました。

「私ってもしかして洗いすぎ？」「みんなこんなに洗濯しているの？」など、驚きや発見があるかも。「洗剤の種類」「洗濯物の干し方」もチェックしてみて。

7割が「毎日洗濯をする」と回答。家族が多いケースだけでなく、「1人暮らしですが日課になっています」との声も。

「毎日」という人が多い一方で、「バスタオルはお風呂上がりのきれいな体をふくので毎日洗うべきか迷う」との意見も多数見られました。

「2〜3日に1回」が最多。ボトムスは「色落ちや型崩れが心配」なので洗濯頻度を抑えめにしている人が多いよう。

シーツはいわゆる〝大物〟。干す場所や天気を選ぶだけに「毎日洗う」人はごく少数。半数近くが「1～2週間に1回」でした。

寝汗は気になるものの、「汚れていないから」「夜しか着ないので」などの理由から「2〜3日に1回」洗う人が4割以上に。

汗をかく夏場は頻繁に洗いたくなるトップス。ですが「洗いすぎると傷みそう」との心配もあり、頻度に迷うところです。

肌に直接触れるとあって「毎日洗う」人の割合が最も高かった下着・インナー。「ほかの物と一緒に洗うか迷う」との声も目立ちました。

洗剤は〝液体派〟が約8割。経済産業省生産動態統計調査によると、液体の洗濯洗剤の販売量は2011年に粉末を上回ったのだとか。

「外干しは部屋干しの臭いを気にしなくていい」「部屋干しは花粉、ほこり、雨などから洗濯物を守れる」と、それぞれ良さがありますね。

〝洗濯は自己流〟という人は多いのでは。それ故に、果たして自分の洗濯方法は合っているのか、不安に思うことがあるかもしれません。

「洗濯にまつわる悩みは？」と読者に質問をしてみると…、「部屋干しをする際の臭いを抑えるにはどうすれば？」「洗濯ネットに入れる量の目安は？」といったさまざまなクエスチョンが寄せられました。

そんな疑問に答えてくれたのは、NPO法人「日本洗濯ソムリエ協会」（宇治市）。いつもの洗濯で取り入れられるアイデアも教えてもらいました。知識を深め、気持ちのいい洗濯ライフを送りましょう。

液体・粉末など、洗剤の種類はどう使い分ければいいですか。

水温が低いときは液体洗剤を使うといいですね。人肌程度の温度の水のときは粉末洗剤で大丈夫です。ただ、最近は粉末洗剤も溶けやすくなっていますので、あまり使い分けを気にする必要はないと思います。

洗濯ネットには洗濯物をどのくらいの量まで入れていいのか迷います。入れすぎると汚れは落ちにくい？

入れる量は半分くらいを目安にしましょう。パンパンになるまで入れてしまうと、汚れが落ちにくくなります。

柔軟剤を入れない方がいいものもあるのでしょうか。吸水を保つため、タオルには使わない方がいいと聞いたことがあります。

どの洗濯物でも、問題なく柔軟剤を使用できます。タオルに使っても吸水性に影響はありません。※洗濯表示、各柔軟剤の使用上の注意は要確認

「すすぎ1回でOK」と書かれた洗剤でも、信用しきれず2回すすぎをしてしまいます。本当に1回で大丈夫？

1回で問題ありません。洗剤メーカーは、十分テストをしています。

入浴剤を入れたお風呂の残り湯で洗濯していると、臭いが残ることがあります。対策はある？

入浴剤にはさまざまな化学物質が使われているため、その残り湯で洗濯をするのはNG。洗剤と化学反応を起こす可能性があるので、入浴剤が入った残り湯は使わないようにしましょう。

部屋干しの際に臭わないようにする方法は？

洗濯するときにレモンの輪切り（紅茶を飲むときの輪切り程度でOK）を1枚、洗濯ネットに入れて一緒に洗ってください。クエン酸が雑菌を処理してくれますよ。

（2022年6月25日号より）

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