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京都市京セラ美術館で「THE ドラえもん展　KYOTO　2021」が開催中。2021年9月5日（日）まで。村上隆、蜷川実花など、国内外で活躍する、日本を代表するアーティスト28組による「ドラえもん」をテーマに創作した作品が一堂に会しています。

この展覧会、実は昨年の夏、同館で開催予定だったもの。「ドラえもん」の50周年記念のイベントでしたが、コロナ禍により延期。開催前日のプレス式典で祝辞を述べた、藤子・F・不二雄プロの代表取締役社長・赤津一彦さんは「今年『遅刻した50周年』として開催しています。遅刻といえばのび太ですが、こちらも『遅刻した京都展』としてみなさんに楽しんでもらえれば」と。

現代アートの競演をじっくりと

連載が始まった1970年から50年以上たった今も、世界中のこどもたちに愛される「ドラえもん」。この展覧会では、現代アートの最前線で活躍するアーティストたちの、それぞれの「ドラえもん」への思いも作品タイトルと共に表示されています。一つ一つ、じっくりと観賞しながら、一方でさまざまな日本の現代アートを直に体感できるチャンスにもなりますね。