京都の書店員やカフェ店主がおすすめの本を紹介。
すてきな一冊に出あえそう!
森の住人たちと交流する中で気づく、大事なこと
小学生の頃に自分が読んでいた本を、息子が読むようになった。『こそあどの森の物語』シリーズもそのひとつ。
〝こそあどの森〞 に住む無口な少年のもとに届いた木の実から始まる小さな事件を、個性豊かな登場人物たちが解決していく。突拍子もない解決策も、強いヒーローもいない。森に住むご近所さんたちとの会話、一緒に飲むお茶。ゆるやかな時間が徐々に真相に連れていってくれる。
自分が小学生の頃は、作者が描く登場人物たちの家の挿絵にひたすらワクワクしていただけだった。大人になった今読み返してみると、そこには人との距離や関わり方といった、大事なことがたくさん詰まっていた。
■本の紹介者
開風社 待賢ブックセンター
鳥居貴彦さん
http://kaifusha-books.com/taiken/
(2024年10月5日号より)
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