【コレ読んで!】本屋で待つ

2023年2月24日 

リビング編集部

京都の書店員やカフェ店主がおすすめの本を紹介。
すてきな一冊に出あえそう!

本屋で待つ
佐藤友則 島田潤一郎 夏葉社 (1760円)

お店をつくるのはそこに関わるすべての〝ひと〟

本屋の本である。でも本のことも、どんな本屋かもほとんど書かれていない。
書かれているのはどんなひとが働いていて、どんなお客さんが来るのか。「ウィー東城店」の佐藤店長が紡いできた物語ではあるが、すべての本屋、すべてのお店の物語でもあると思う。

お店をつくるのはひとだ。それは経営するひとであり、働くひとであり、お客さんや通りすがりのひとも含めた店に関わる全部のひとだ。
「早くて安くて便利なもの」を売り買いするだけではない、ほっとしたり、用もないのに行きたくなったり、たまに間違ったりする。それがひとのつくったお店だ。

ぼくもお店に立つ一人として、ひとの手を介した仕事をしたい。

■本の紹介者
開風社 待賢ブックセンター
鳥居貴彦さん
 
http://kaifusha-books.com/taiken/

(2023年2月25日号より)