雨の季節。小雨もあれば大雨も。日本語には、ほかにも雨を表す情緒的な言葉が多く存在しています。そんな美しい日本語を集めてみました。
春に降る「春雨(はるさめ)」や、夏の夕方に特に多い「夕立(ゆうだち)」、霧のように細かい「霧雨(きりさめ)」、降ったりやんだりする「時雨(しぐれ)」など。いずれも雨を表す言葉で、季語にもなっています。四季で雨の表現があるのですね。
1面で色を使って表すものを、2面では一般的にはなじみの薄い〝雨の言葉〟をピックアップしました。
これらの言葉を使った和歌や俳句、現代短歌などもあります。現代歌人集会理事長の林和清(かずきよ)さんに教えてもらいました。解説(各※)付きです
※「玲瓏」は美しい響きのこと。緑の豊かなころ、美しい響きの滝、あるいはその美しい滝のような人。滝の年齢とは、いくつくらいのことを指すのでしょうか
※行水や洗濯などで使われていた、たらい。突然の白雨が金だらいに当たる音がして、「出しっぱなしだよー」と気付かせてくれたのですね