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その距離・長さ、何m?

  • 宇治橋:約155m
    宇治橋
    〝日本三名橋〟の一つ。秀吉にもゆかりが
    瀬田の唐橋、山崎橋とともに〝日本三名橋〟に数えられる宇治橋。646年、道登という僧によって架けられたとされ、上流側に張り出した「三の間」では、豊臣秀吉がお茶のための水をくみ上げたとも。全長は約155m、青銅製の擬宝珠(ぎぼし)も見どころです。
  • 八条ヶ池:約440m
    八条ヶ池
    遊歩道や水上橋を歩くと感じる、その大きさ
    長岡天満宮東側に位置する「八条ヶ池」の名前は、1638年に当時の領主・八条宮智仁親王が造営を命じたことに由来しています。南北の全長は約440m。池に沿って続く遊歩道や水上橋を歩けば、その大きさが感じられますよ。
  • 京都三条会商店街:約800m
    都三条会商店街
    大正時代に発足し、発展とともに西へ延長
    堀川三条から千本三条まで、店舗数は約190軒。全長は東西約800mに及びます。これだけの長さになったのは、1963年のこと。1914年の発足当初は、油小路通から大宮通までの約450mでした。商店街の発展とともに、距離が延びていったのです。

京阪「中書島」駅〜「淀」駅

京阪全路線の駅間の中で最長
約4426m

京阪電車ユーザーは、「中書島」駅または「淀」駅に「なかなか着かないな」と感じたことがあるかも。それもそのはず。京阪全路線の駅間で、この2駅の距離・約4426mが最も長いんです! ちなみに、最短駅間のうちの1カ所が「宇治」駅~「三室戸」駅。約375mとのことです。

四条通沿い 高倉通~東洞院通

〝碁盤の目〟といっても距離はさまざま
約133m

〝碁盤の目〟という響きから、京都市街地の各通り間の距離は同じくらいだとイメージしていませんか。四条通沿い、高倉通~東洞院通を調べてみると、約133mという結果に。そのほか寺町通~御幸町通は約43m、富小路通~柳馬場通は約82mと、大きく差があることが分かりました。

向日神社参道:約248m

西国街道に面した鳥居。こちらから参道が続きます

土地家屋調査士が測量

地域に親しまれる鳥居から境内までの道

鳥居からは、奥の境内が見えないほど。地域住民に親しまれている、向日神社の参道の長さは? 京都土地家屋調査士会の中島昌行さんと上茶谷拓平さんが、現地で測量をしてくれました。

参道は高低差があるため、2回に分けて測量することに。鳥居と境内・舞楽殿の中間地点に立てた三脚の上に取り付けたのは〝トータルステーション〟という機械です。

「レーザー光を発射し、その斜距離や角度を観測します」と上茶谷さん。参道の端の鳥居の辺りに照準を合わせます。そちらでは、中島さんが〝ピンポールプリズム〟を用意。「付属のミラーでトータルステーションへレーザー光をはね返すことで、斜距離を測定できます」(中島さん)。発射後、斜距離と角度がすぐに表示されました。

次に反対側、境内までも測量。結果をもとに長さを算出してもらうと…、248.775mと判明しました!

「土地家屋調査士の主な業務は不動産表示登記の代理手続き。土地の境界を確認するのが仕事です」と上茶谷さん。距離の数字の裏には、こうした専門家が存在していたのですね。

  • 参道の中間地点でトータルステーションをのぞく上茶谷さん。「一般の方に測量に関心を持っていただくため、学校での特別授業やSNSでの広報活動なども積極的に行っています」

  • 舞楽殿の前では、中島さんがピンポールプリズムを設置。高低差に合わせ、棒に付いたミラーの位置を調整します

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