今回は京都の新しい一面を感じられる情報をピックアップ。施設の誕生など、京都の町の動きを集めました。 ※記事の内容は3月24日現在のもの
5月オープン予定
4月16日(木)オープン
烏丸通から見た「新風館」(イメージ)。地下2階は、新たに地下鉄「烏丸御池」駅に直結されることに ©Forward Stroke inc.
京都に新たな風を―。そんな思いがこもった名前はそのままに、このたび生まれ変わる「新風館」。開業を心待ちにする人も多いのでは。
建物は旧京都中央電話局を利用した「保存棟」と、隈研吾さんがデザインした「新築棟」により構成。商業ゾーンには関西初出店や新業態を含む20店舗がそろいます。
「独自の世界観を持つ店や、気軽に利用できるレストランが集まります」とは、同館を運営するNTT都市開発の担当者。イベントを行うポップアップスペースもでき、広場だった場所には中庭がつくられるとか。
ミニシアター「アップリンク京都」はアート系から子ども向けまで、幅広い作品を上映予定。そして、アジア初上陸となるアメリカ発の「エースホテル京都」もオープンします。
「さまざまなカルチャーを発信する場になれば。地域住民や海外旅行客の交流拠点として、新しい人の流れをつくりたいと考えています」
7月21日(火)オープン
「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC」8階のレストランからは、東山が一望できます(イメージ)
元立誠小学校が新たなカルチャー拠点に。イベント会場などとして活用されてきた高瀬川沿いの小学校跡地に、複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」がオープンします。
校舎を保存・再生した既存棟と、8階建ての新築棟からなる同施設。「立誠図書館」の蔵書は800冊から3000冊にバージョンアップ。演劇、音楽など多様な活動の発表の場になる「ヒューリックホール京都」のほか、立誠学区の自治会活動スペースもできます。
既存棟の2~3階と新築棟の2~8階を占める「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC」は全184室。テナントは飲食を中心に8店です。テイクアウトし、芝生が広がる「立誠ひろば」でピクニック気分を楽しむのもおすすめ。
3月市バス乗り入れスタート
写真右側はバス乗り場。今後はホーム手前にある駅前広場の整備を実施。2020年度中にリニューアル完成予定です
金閣寺・嵐山方面に行く観光客や、地域住民でにぎわう嵐電「北野白梅町」駅が3月20日から新しくなりました。老朽化が進んでいた駅舎は解体され一新。バリアフリーにも対応しています。
注目は駅とバス停の〝一体化〟。ホームのすぐ横には金閣寺、大徳寺、北大路などを通る市バス急行102号系統のバス停が設置され、乗り入れがスタートしました。通勤・通学にも便利ですね。