南イタリアの魚介を使ったリゾットをアレンジ。菜の花の風味がアクセントになっています。「ゆで時間を長めにすると、菜の花がクタクタに。全体に溶け込んでおいしいです」(那須さん)
米はアルデンテに仕上げるのがポイント。用意できれば、粘りの少ないカルナローリというイタリア米がおすすめだといいます。
アサリのほか、エビやホタテ、白身魚も合うとのこと。エシャロットの代わりにタマネギを使う際は、甘みが強いので少し量を控えめにして。
【教えてくれたのは】
1月下旬、長岡京市の「花菜」の畑を訪ねると、辺りは緑一色! 京都の伝統野菜の一つである花菜は、菜の花のつぼみの部分。収穫時期は11月下旬から5月中旬で、代表的な産地である長岡京市では年間55トンが出荷されています。
食感がやわらかいのが特徴。「品種にもよりますが、生でも食べられますよ」とは、農家の長尾光章さん。いただくと、みずみずしく、爽やかな辛味と野菜の甘みが口いっぱいに広がりました。
「つぼみ周辺の7~8cmだけを摘み取ります」(長尾さん)
花が咲く前のよく締まった
つぼみを収穫
〈材料〉※各適量
〈材料〉