大学院で研究するご主人を支え、奥さまは仕事と子育てを頑張っておられるご様子。週に一度は「家事手抜きデー」を設けて外食するなど、メリハリのある家計運営ができていますね。親戚の持ち家に家賃不要で居住しているため、家計には比較的余裕があります。どの支出もバランスがよく、学資保険や投信積立などで確実に貯蓄ができているのもグッドです。
生命保険への加入を検討中。ご主人が就職される春以降、ご夫婦の収入はほぼ対等になる見込みなので、同程度の保障でリスクに備えるとよいでしょう。例えば、それぞれが死亡保障1500万円、医療保障日額5000円を掛け捨ての保険などでカバーすると、保険料は月6000円程度。出産や住宅購入などの変化に応じて、保障内容の見直しをしてください。
5年後をめどに住宅購入をご希望とのこと。今と同程度の収入に、ご主人のボーナスも加わると仮定します。年間で約200万円の貯蓄ができているようなので、余裕を持たせた住居費は年間150万円ほど。購入後は固定資産税などの負担も。ローンに回せる金額は年120万円が目安です。ご主人の勤続年数が短く不安定な部分もあるため、まずはしっかりと頭金を増やすことに注力しましょう。ある程度落ち着いたら、その時点の家計をもとに適正な住宅ローンの再検討を。
お子さまの大学費用も不安なご様子。学資保険と児童手当分の貯蓄で入学時に500万円が用意できます。私立大学4年間の学費が平均約450万円。値上がりや受験料などでの取り崩しがなければ、ほぼ賄える計算に。学費以外の費用もかかるので、余力があれば100万〜200万円の上乗せができればさらによいでしょう。
夫は今春就職予定。マイホームの購入を本格的に検討したいのですが、住宅ローンや家計のやりくり、教育費など不安です。
夫27歳(大学院生) 妻27歳(会社員、時短勤務) 子3歳
【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
ファイナンシャルプランナー
八束 和音
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