ホーム > > かけいぼ診断

かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

子どものための貯蓄は、現在、児童手当分だけ。毎月どれくらいすればいい? 現金一括で車を購入しても、家計は大丈夫?

夫30歳(公務員) 妻31歳(公務員、育休中) 子0歳・1歳

昨秋、第2子が誕生。家族の楽しみが増えましたね。一方で、お金の心配が増すときでもあります。「子どものための貯蓄」といえば、筆頭は教育費の準備。加えて、子どもたちの成長に伴う生活費の上昇も、計画作りのポイントになります。

教育費は、進路で異なり、小学校から大学までオール公立で約750万円、オール私立では約2300万円(文部科学省・平成28年度「子どもの学習費調査」)。この金額が、当面の目標となります。この金額には、塾や習い事の費用といった「学校外教育費」が含まれています。教育費の半分程度は、月々の生活費の一部として支払われていることが多いです。

高校まで公立の場合は18歳、小学校から私立の場合は7歳をめどに、それぞれ半分ぐらいの金額を準備しておくのが現実的です。月々の貯蓄額はオール公立で2万円、オール私立で13万円。進路が未定の場合は、一人5万円を目安にしてください。

教育費無償化で負担が軽減しますが、物価上昇による負担増も。

現在の家計は、比較的余裕がある状態。目標金額を決め、予算項目に設定すれば頑張れると思います。この機会に、他の家計もしっかりと管理しましょう。すべての収支を項目に振り分け、収支の金額が合うようにしてください。

さて、予算300万円で検討しているファミリーカーの購入について。これは、暮らしを充実させるために必要な支出と言えるでしょう。しばらくは臨時の支出がなく、収入は安定。当面の収入に心配がないのであれば、現金での一括支払いがおすすめです。車のローンは、住宅ローンと比べると、3~5%ほど金利が高めのことが多いからです。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一

このページのトップへ