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遊びに夢中な大人たち

子どもの頃にのめり込んだ〝遊び〟はありますか。ボードゲームにヨーヨー、ミニ四駆など、大人になった今も、いや大人になったからこそハマッているという人たちに話を聞いてみました。

みんなで盛り上がれる
ボードゲームをもっと広めたい

【上】「レンタルスペース九条湯」で。参加者は20~40代で、仕事帰りの人もいました。今回は、寺本さんの思い出深い「ドミニオン」だけで全員が遊ぶ会。初心者には寺本さんがルールを説明します
【右】「ボードゲームは飽き性の自分が続けられた、一生モノの娯楽」と寺本さん。カードやボード、駒などを使ういろいろなタイプのゲームがあり、普段のイベントでは自由に選んで遊びます

「20歳で初めて知った『ドミニオン』というボードゲーム。僕の好きなトレーディングカードの要素がありつつ、みんなで楽しめるパーティー性の高さに驚かされました。それから他のボードゲームでも遊ぶように」と、「京都まちなかゲーム会」の寺本光さん(31歳)。

「伏見いきいき市民活動センター」など各所で月1回、マサさん(46歳)と一緒にボードゲームのイベントを開いてきました。9月からは毎週金曜の夜にも。

「60代の母に遊び方を教えたら自らゲームを買うほどハマッて。もっと遊ぶ機会をつくって、多くの人におもしろさを伝えたいです」

ボードゲームは心理戦や絵での表現など、初対面でも話題を共有し盛り上がれる娯楽。

「仲間との近すぎず遠すぎずの距離感が良いんです。忙しい大人にこそ楽しんでほしいですね」

イベント参加費は500円~1500円前後。

ヨーヨー好きが集まる〝場〟で
大技が生まれることも

【上】普段のように雑談をしながら。繰り出される技はダイナミックで、思わず目がくぎ付けになるスピード感。公園に遊びに来ていた小学生たちも興味津々でした 【左下】(左から)中塚さん、西村卓真さん、德渕さん、久貝雄一郎さん。「無理なく楽しく、ヨーヨーをする〝場〟をなくさないように活動しています」(中塚さん) 【右下】皆さん所有の色とりどりのヨーヨー。初心者のために、レンタル品も用意しているとのこと

シュッと宙に舞い、手の動きに合わせて縦横無尽に飛び回るヨーヨー。

「愛好家が集える〝場〟を京都につくろうと8年前『京都ヨーヨースクール』を始めました」と代表の中塚謙二さん(35歳)。「ひと・まち交流館」に月1回、小学生から30代まで10人程度が集まります。

「名前は『スクール』ですが、来る人たちは全員が先生であり生徒。みんなで練習するとモチベーションが上がって上達もします」と中塚さん。

「ふざけて遊ぶ中で大技が生まれることもあるんです」と話す德渕皓要(あきとし)さん(27歳)は、2013年の全国大会チャンピオン!「体の動かし方など芸術面は、見てもらって初めて気が付けることもある」とか。

「ヨーヨーの魅力は、やはりかっこよさと技が決まったときの達成感。彼の技を間近で見て憧れる人もいると思います」と中塚さん。参加は初心者でもOKで、「次世代にもつないでいきたい」といいます。

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