【上】「宇治市福祉サービス公社 中宇治事業所」のイベント「ぽっぽ縁日カフェ」でパフォーマンス。皿回しでは、コツをつかもうと大人も子どもも大盛り上がり
【右】左からメンバーの今野洋子さん、中野陽子さん、山岡さん、田宮さん
2~4個のボールを両手で交互に投げたり、ディアボロと呼ばれる中国ごまを空中に飛ばしてキャッチしたり。
「ジャグリング研究会宇治」は、生涯学習センター主催の「ジャグリングボランティア養成講座」を受けた数人で始めたサークル。「今は50~70代の18人が在籍していて、集まって元気なことを確かめ合ってます(笑)」と話す代表の山岡亮造さんは、72歳。第1、3金曜日に「宇治市総合福祉会館」に集まり練習をし、宇治市内の学校や公共施設、お祭りなどで披露しているそう。全員が一通りのジャグリング技をできるそうですよ。
「皿回しができるようになるまで1カ月かかりました。練習してできたらうれしいですし、向上心も高まります」と副代表の田宮敬子さん。ネットやDVDで新技も積極的に練習するのだとか。
「イベントは『一緒に遊ぶ』ことをコンセプトに、皿回しなど参加者にも体験してもらいます」と山岡さん。「自分たちが楽しんでいることに披露の場をもらえて、一緒に楽しんでくれるのでありがたい。前向きになれます」
【左】ずらりと並ぶ参加者のミニ四駆。当日はレンタルも用意されます。5歳から70代まで参加者の多世代交流も魅力だそう
【右上】「風呂四駆」のレース。コースアウトすると浴槽にダイブ!
【右下】「旭湯」の前で、お気に入りのマシンを持つ「西院組」のメンバー。写真左上からパルモさん、シューティングスターさん、吉田さん、うらさん、下段左から林さん、にゃろぴよさん(いずれもレーサーネーム)
西院の銭湯「旭湯」で開催されるミニ四駆レース。その名も「風呂四駆(ふろよんく)」。主催は、ミニ四駆イベントを企画・運営する「西院組」。初期メンバーの吉田隆さん(41歳)と10~50代の7人で、ひな壇をミニ四駆で飾る「ひな四駆」、バーでレゲエにノリながら遊ぶ大人向けの「レゲ四駆」などユニークなレースを開催してきました。
「楽しむことを一番に考えています」と吉田さん。「レースが好き。マシンの装飾が好き。メンバーそれぞれミニ四駆への思いがあるので、イベントの企画や参加は自由。代表もいないんです」
塗装やスタイルを工夫するマシン。速さを極めるためタイヤをぎりぎりまで削ったり、思い思いに色を塗ったりと、こだわりが光ります。走らせながら試行錯誤したことが、結果に反映されるのも醍醐味(だいごみ)。
「イベントは、子どもの笑顔が見たくて触れてもらう機会を増やすためでもあります。純粋に楽しむのはもちろん、大きな目標は子どもたちの世代にもミニ四駆がずっと盛り上がって残り続けることですね」(吉田さん)
イベント参加は一部有料です。
【上】運転の体験会には親子連れも多く参加。五重塔や映画村、祇園祭の鉾(ほこ)が並ぶ、京都らしい町並みを電車が走り抜けます
【右】右京区役所内の交流拠点「MACHIKO」内でのイベントにて。左からオリジナルTシャツを着た山田さん、岩本さん、荒井さん
ミニチュアの京都の町を5cmほどの嵐電が巡って…。
「ふれいと一座」は、鉄道模型ジオラマを手作りして、各所で展示イベントを行うグループです。7歳から75歳の荒井勲さんまでメンバーは7人。
「貨物列車=ふれいと(freight)が好きなメンバーが多いんです。イベントに来る人に楽しんでもらいたくて身近な旅客列車を走らせていますが、自宅を開放する第3日曜日は貨物列車やマニアックなものも走らせます」と代表・岩本弥生さん(50歳)。メンバーで貨物列車を見に行く旅行も企画するそう。
「昔はダンボールを畑に見立てたりスポンジで木を作ったり、身近な物を工夫してジオラマ作りを楽しんでいた」と話す岩本さん。「今は100円でも素材が手に入り、サボテンの植木鉢ジオラマなども作っています」
見るのも乗るのも写真を撮るのも、鉄道に関することは何でも好きという岩本さんと、座長で広報担当の山田修平さん(37歳)。「鉄道好きはマナーが悪い、おたくなど良い印象がないようですが、ジオラマで疑似体験することで鉄道の面白さを知ってほしいです」(山田さん)