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試写室・劇場から

滝沢歌舞伎ZERO

南座にて2月25日(月)まで公演中

滝沢秀明、渾身の演出によるパーフォーマンスの玉手箱

ジャニーズの〝和〟のスーパーエンターテインメント「滝沢歌舞伎」が14年目を迎え、新しく「滝沢歌舞伎ZERO」として、歌舞伎発祥の地・京都の南座に初登場。これまで主役を務めてきた滝沢秀明が、今回から演出に専念し、次代をになうジャニーズJr.のユニット〝Snow Man〟のメンバーを中心に繰り広げられる舞台である。

第一部は、レーザー、フライング、イリュージョンを駆使した、群舞、和太鼓、立ち回り、歌舞伎の名場面など、スピーディーなパフォーマンスの数々。中でも、腹筋動作の状態で太鼓をたたく〝腹筋太鼓〟がスゴイ。若く美しい肉体とその力強さに、思わず見入ってしまう。 

第二部は、オリジナル劇「満月に散る鼠小僧~望んでいたのは、笑いあり、涙なし~」。庶民の味方であった鼠小僧が消えて、不穏な日々を過ごす江戸の人々の姿を、コミカルに描いていく。舞台に降り注ぐ300万枚の桜吹雪、500キロもの紙の雪、さらに本物の雪が舞い散るなど、客席へのサービスも満載。

(文筆業 あさかよしこ 

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