ニンニク、昆布がおいしさのポイント
イカと夏野菜のイタリアン素麺
《材料・2人分》
- そうめん…2束
- イカ(小ぶりのもの)…1匹
- オクラ…2本
- ズッキーニ…1/2本
A
- トマト(ヘタを取って粗く刻んでおく)…1個分
- 刻み昆布(または細くカットした昆布)…3g
- すりおろしにんにく…少々
- レモン汁…小さじ1
- しょうゆ…小さじ1/2
- オリーブオイル…大さじ1と1/2
- 塩、こしょう…各適量
《作り方》
- イカはワタを除き、胴の部分は皮をむく。足は吸盤をこそげ落としておく
- オクラは塩少々をまぶし、板ずりする
- 熱湯で②をゆで、冷水にとって冷ます。水気を切り、ヘタを取って5mm幅に切る
- ③と同じ熱湯で①をゆで、冷水にとって冷ます。食べやすい大きさに切る
- ズッキーニは縦にカットしてから5mm厚さにスライスする
- フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を入れて熱し、⑤を入れて塩少々をふってさっと炒める。バットに取り出し、粗熱を取る
- ボウルに③④⑥とA、残りのオリーブオイル(大さじ1)を入れてよく混ぜる。塩、こしょうで味を調え、冷蔵庫で冷やす
- そうめんは説明書通りにゆで、流水でよくもみ洗いし、水気をきる
- 器に⑧を入れ、⑦をかける。バジルの葉(分量外)をトッピングする
食物繊維やミネラルを取れるだけではなく、うま味アップにも一役買う昆布を使用。
「水分の多い具とあえておいておくと、軟らかくなります。塩こんぶは調味されているので、昆布を細くカットしたもののほうが味を邪魔しません」と山上さん。
熱いオイルをかけたネギがいい香り
トマトとネギの和えそば
《材料・2人分》
- 中華そば…2玉
- ネギ…2本
- サラダ油…大さじ3
- トマト(大)…1個
A
- 干しエビ(大さじ4の熱湯をかけて戻し、刻んでおく)…小さじ4
- しょうゆ…大さじ1
- オイスターソース…大さじ2と1/2
- レモン汁…大さじ2
- 干しエビの戻し汁…大さじ2
- おろししょうが…小さじ2
《作り方》
- ネギは斜め切りにし、耐熱容器に入れる
- フライパンでサラダ油を熱し、①にジュッとかける(右写真参照)。冷めたら冷蔵庫に入れ、冷やす
- トマトはくし切りにする
- 中華そばは説明書通りにゆで、流水でよくもみ洗いし、氷水で冷やす
- ボウルにAの材料を全て入れて混ぜ、②③も加える
- ④も入れてあえる
- 皿に盛る。パクチーをトッピングし、ピーナツを散らす
熱した油をネギにかけることで、風味がグッと引き立つ一品。
もう一つのおいしさのポイントはナッツのコクと香ばしさ。「ピーナツのほか、カシューナッツ、クルミなど何でも構いません」(モモさん)
タンパク質をさらにプラスしたいときは、シーフードや鶏のササミなどがおすすめとのこと。
冷や麺に、ビタミンCや薬味を上手にプラス
食生活アドバイザー
木村理恵さん
夏に食べたくなる冷たい麺ですが、栄養面から考えると〝一緒に何を食べるか〟が大切です。
夏場は温度・湿度が高いため、よく汗をかきます。そんなときに消耗しがちなのがビタミンC。体にためておくことができないので、毎日、取る必要があります。旬の野菜はビタミン・ミネラルが季節外のものに比べて1.5倍だといわれているので、積極的に取り入れたいですね。
見た目も大事。例えば薬味やトッピングなどをプラスすると、彩り、香り、食感が増し、脳も刺激されて食欲増進にもつながります。香りが特徴のニンニクやタマネギ、ニラなどに含まれるアリシンは疲労回復効果が期待できます。