いよいよゴールデンウイーク! せっかくの機会なので、少し足を延ばして京都府の北部・南部の町へ出かけませんか。各町の観光関連の担当者がリビング読者のために、家族で楽しめるスポットを紹介してくれました。事前予約は不要なので、気軽にワンデートリップを。
伊根湾沿いに約230軒が立ち並ぶ伊根の舟屋。海上タクシーに乗ると、海側から舟屋の見学ができるとのことで、いざ乗船。潮風に吹かれながらの、約30分の伊根湾一周〝プチ船旅〟です。
すぐに漁に出られるよう、舟屋は水際ぎりぎりに建てられているそう。漁業と日常生活が密着していることが分かります。
海上タクシーでは、船長から話を聞けることも魅力。時折停泊し、「あの舟屋は映画のロケで使われました」「一番古い舟屋はあちら。構造がほかとは違うでしょう」などと解説してくれます。乗船の申し込みは観光案内所でも可能。湾内であれば乗船場所の指定もOKです。
そして、海の町まで来たら楽しみなのが食事。おすすめは、伊根湾を一望できる高台にある道の駅「舟屋の里伊根」です。こちらの「レストラン舟屋」では、朝に伊根湾で水揚げされた魚を使った海鮮丼が人気とのこと。5月上旬には、伊根産の岩ガキが登場しますよ。
中に入るとひんやり。「質志鐘乳洞」は、夏場でも気温は平均12℃というのだからこの肌寒さは納得ですが、理由はそれだけではないかも。
こちらは全長52.2メートルの縦穴式鍾乳洞で、入り口から最も深い部分までの高低差は約25メートル。照明がついていますが、薄暗いなか幅の狭いスチール製の階段で下りていくので、滑りそうで常にヒヤヒヤするんです。
難関は、ハシゴのような垂直な階段。「怖い、無理!」と、この時点で奥に進むのを断念する人もいるのだとか。その一方、このスリルが地底探検のようと盛り上がる人も多いそうですよ。
鍾乳洞周辺の公園では、バーベキューやニジマス釣りも可能です(いずれも有料)。