春は心機一転、何かを始めるのにちょうどいいタイミングですね。リビング読者に、〝これからやってみたいこと〟〝始めたいこと〟を聞いてみたところ、さまざまな声が集まりました。そんな夢や目標を〝ワンアップ〟と定義。読者のワンアップへのアドバイスや応援メッセージとともに紹介します。みなさんもワンアップしませんか。
読者のワンアップにメッセージをくれたのは、4月14日(土)~5月13日(日)に「UP」をテーマに開催される「KYOTOGRAPHIE(キョウトグラフィ)京都国際写真祭2018」(協賛/京都リビング新聞社ほか)の関係者。同写真祭に出展する作家、会場のスタッフなど6人です。立場や経歴の異なる6人が独自の視点で語る言葉から、ワンアップを実現させるヒントを探ってみて。
※写真横(または下)にはそれぞれが関わる催しを紹介しています。記載しているのは一般料金です。期間中、休みの場合もあり
KYOTOGRAPHIE創設者/代表 仲西祐介さん 左は、共同創設者/共同代表のルシール・レイボーズさん
読書で知識を蓄えるのもよいのですが、次はそれをもとに「自分の頭で考えて行動する」というステップに進んでみてはどうでしょう。日本人は、用意された答えや他人の意見をうのみにしがち。社会をよくしていくには、もっとみんなが主体的に行動する必要があると考えています。
例えば電車で高齢者に席を譲るといったささいな行動でもいいのです。自分自身で「こうしよう」と思ったことを実行してみると、自信もついて、次の行動につながっていくはずです。
アーティスト(フランス出身)
K-NARF(ケナーフ)さん
フランスの文化の中でも、料理とワインは特に奥深く、地域ごとに多彩な味があります。この二つについても学ぶと、フランスをより深く理解し、旅を楽しむことができるでしょう。私の場合、日本に来て自国とはまったく異なる文化を体験することは、物事を多様な角度から見る訓練になりました。
東京在住のフランス人アーティストK-NARFさんが京都市中央市場やその周辺で働く人々を撮影した新作を展示。会場は❶〜❸の3カ所。
三三九(さざんがきゅう)代表
河村充重さん
「三三九」は、食に関わる事業をしている会社。仕事を通して、私も食べる力を育むことの必要性や、人を喜ばせるために働くことのすばらしさを実感しています。ただ、理想の食生活にこだわりすぎるとストレスになることも。食育の要素の中でも最も大切なのは、「家族や仲間と楽しく食卓を囲むこと」だと思うのです。
南アフリカ出身の現代写真家メンデルは、この10年で、13カ国で発生した洪水を撮影しています。災害に直面した人々をとらえた作品群を展示。
アンダーグラウンドな人々を撮り続けているスペインの写真家、アルベルト・ガルシア・アリックスの日本初の本格的な個展。