写真家 宮崎いず美さん
私が写真と出会ったのは、偶然入った高校の写真部。1人で取り組む表現方法が向いていたのと、高校の大会で賞をとったことがうれしくて続けるうちに、活動の幅や目標が広がってきました。好きなことをなんとなく続けていれば、それが趣味となり、夢になっていくのではないでしょうか。
日常的な風景と自身を組み合わせたセルフポートレートで海外からも注目されている1994年生まれの宮崎さん。この展覧会では祇園の現代建築のビルで、新作やインスタレーションを発表。
写真家 森田具海(ともみ)さん
人の価値観を覆す作品を生み出すことが僕の目標。そのために日々変化し続けたいと思っているので、SKさんのコメントには共感しました。経験上、最初に「うまくいかないかも」と思ったことでも、継続すれば実ることが多いと感じています。どの方向に進むか迷ったときは、自分の直感を信じてみては。
1960年代に成田空港建設に抵抗し、地元農家や学生らが闘争を繰り広げた舞台が千葉県・三里塚でした。1994年京都生まれの森田さんがこの地の現在を撮影した作品を展示。反対運動をしていた人々の言葉によるインスタレーションも発表されます。
藤井大丸 営業本部付課長
(出店、イベント企画担当)
玉川直樹さん
近年、着物は若者にも注目されていて、ストリート系ブランドが斬新なデザインの和装を発売したり、着物にも合うスニーカーを作るブランドが登場したりと、新しい動きも見られます。京都に住む人こそ、もっと日常に着物を取り入れてほしいですね。イベントはもちろん、少しぜいたくな店で食事を楽しむ際に着ていくのもいいと思いますよ。
1966年、アメリカのカリフォルニア州で、自由や尊厳を求めるアフリカ系アメリカ人により結成された政治組織「ブラックパンサー」。当時学生だったステファン・シェイムスがその活動や党員たちの姿をとらえた作品が並びます。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭
日本および海外の重要作品や貴重な写真コレクションを、趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開。ときに、伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーションも実現するなど、京都ならではの写真祭を目指しています。
第6回を迎える、2018年のテーマは「UP」。この写真祭に集う人々が多様な価値観や精神性を共有することで、一人一人が「UP」できることを目的としているそう。
4月14日(土)〜5月13日(日)の期間中、通常非公開の町家や寺院、指定文化財などを含む京都市内15カ所で、さまざまな写真が展示されます。関連イベントなどもチェックを。
〈問い合わせ〉KYOTOGRAPHIE事務局=TEL:075(708)7108
http://www.kyotographie.jp