一年中見かけるおなじみの野菜にも、新物が登場していますね。皮の薄い〝新ジャガイモ〟、辛味が少なく甘い〝新タマネギ〟、巻きがゆるく柔らかな〝春キャベツ〟。この時期ならではのおいしさを生かした、春らしいレシピをプロに教えてもらいました。プラスワンレシピにも挑戦してみて。
「ドゥ フィーユ」
岩田大育(だいすけ)さん
フ レ ン チ
新ジャガイモのかわいらしい形を生かした一品です。ハーブの香りもさわやか。
「ゆでる際につけた塩味とハーブの働きでワンランク上のおいしさを楽しめますよ」(岩田さん)
小さめの新ジャガイモは下ごしらえに手間がかかりますが、3%の塩水とハーブでゆでれば、塩水につけたまま冷蔵庫で約1週間もつとのこと。まとめて作って、いろいろな料理にアレンジを。
新タマネギ3/4個、白ワインビネガー(米酢でも可)40cc、オリーブオイル90cc、塩ひとつまみ、黒コショウ適量をすべてミキサーにかけ、なめらかにする ※ミキサーがなければ新タマネギをなるべく細かいみじん切りにし、残りの材料を加えて混ぜる
「肉、魚、野菜とさまざまな料理に合う万能ソース。柔らかい新タマネギなら舌触りもよく、辛味は少なく仕上がります」(岩田さん)
フ レ ン チ
鮮やかな色とシャキシャキ感を残すため、短時間での加熱がポイントという春キャベツの蒸し物。
春キャベツと組み合わせるのは真ダイ。「真ダイのうま味が春キャベツに、春キャベツの甘味が真ダイに移るんです」と岩田さん。春キャベツの水分で真ダイがジューシーに仕上がるそう。真ダイの代わりに貝を使ってもOK。