ホーム > > 特集:食 > 湯気も香りも閉じ込めた包み焼き

湯気も香りも閉じ込めた包み焼き

みんなの視線が集まったら、さあオープン。アルミホイルやペーパーを開けると、湯気や香りが立ち上り、色彩豊かな料理が登場し…。そんな〝包み焼き〟のレシピを料理の専門家に教えてもらいました。メインやデザート、軽食になる5品を紹介します。サプライズ感があるので、これから多くなりそうなホームパーティーの場を盛り上げてくれそうです。

料理教室 vivre sa vie
(ヴィーヴルサヴィ)
滝沢しをりさん

素材から出るダシでおいしさ十分

「ソーセージときのこ入り、お米の包み焼き」

「ソーセージやキノコ、ドライトマトなどからいいダシが出るんです」と滝沢さん。先に具材を焼いておくひと手間が、包みを開けたときの香りにつながります。キノコ類は好みのものでOK。数種類を組み合わせることで味わいが豊かに。

材料(2〜4人分)
  • 米…1カップ
  • ニンニク…1かけ
  • タマネギ…1/4個
  • 豚ひき肉…50g
  • ソーセージ…8本
  • シメジ…1/2パック
  • マッシュルーム…4個
  • シイタケ…2個
  • ドライトマト…1~2個(1.5cm角に切る)
  • オリーブ…8個(半分にカット)
  • 水…280cc
  • オリーブオイル、塩、こしょう、イタリアンパセリ…各適量
作り方
  • ニンニク、タマネギはみじん切りにする
  • シメジは石づきを取ってほぐし、マッシュルームとシイタケは一口大に切る
  • フライパンにオリーブオイル大さじ1をひき、①を中火で炒める。火が通ったら米を加え、透き通るまで炒めて取り出す
  • 同じフライパンにオリーブオイル小さじ1をひき、豚ひき肉を炒める。塩、こしょうをして取り出す
  • ソーセージに焼き色が付くまで炒め、取り出す
  • オリーブオイル大さじ2をひき、②を炒めて取り出す
  • 同じフライパンに水を沸騰させる
  • 包みを四つ作る。小さなボウルなどに、大きめにカットしたオーブンペーパーを置き、一つにつき4等分した③④⑤⑥とドライトマト、オリーブ、⑦を入れる。同様の方法で残り三つを作る
  • それぞれ茶巾包みにして、たこ糸でしばる。180℃に余熱したオーブンで約40分焼く
  • 開けたら、イタリアンパセリの粗みじん切りを飾る

さわやかさと魚介のうま味を感じて

「サーモンとほうれん草のオレンジバター風味」

さわやかなオレンジ、濃厚なバター、アサリやサーモンから出たうま味たっぷりのソース。「これらがからむよう、包みの中でサーモンの身をくずして、よく混ぜてどうぞ」(滝沢さん)

材料(2人分)
  • サーモン(皮を除いて)…2切れ
  • ホウレンソウ…1/2束
  • アサリ…10個
  • オレンジ
    (スライスして半分にカットしたもの)
    …4枚
  • バター…10g
  • 白ワイン…大さじ1
  • 塩、こしょう、イタリアンパセリ…各適量
作り方
  • サーモンはそれぞれ3等分して塩、こしょうをする
  • ホウレンソウはさっとゆでた後に冷水にとって、固くしぼる。長さを5cmにカット
  • オーブンペーパーをハート形に切り、半分に折って開く。②の半量をハート形の片側に置き、①の1切れ分とアサリ、オレンジ、バターを半量ずつ乗せる(写真A)。同様に、もう一つ作る
  • それぞれに白ワインを半量ずつ振り、オーブンペーパーのふちを折り込むようにして、きっちりと包む(写真B
  • 200℃に余熱したオーブンで約12分焼く
  • 皿に乗せ、中央を十文字に切って開く。イタリアンパセリの粗みじん切りを飾る
  • ※写真は1人分

このページのトップへ