できることの一つが、食品ロスの削減。そのためには食品を無駄にせず食べきったり、使いきることが大切です。京都市の調査では、本来食べられたのに手つかずなどで捨てられる食品は、4人家族なら年間約6万円分になるそうです。
問1
1日に500ccのお茶を1カ月飲む場合、
どちらが節約になるでしょう
「正解はB。1カ月でペットボトルなら合計4800円、水筒なら522円です(※)。水筒であれば、ごみも出さずにすみますよ」
※茶葉の値段
問2
賞味期限がきれた食品は、すぐに捨てなくてはいけない。
○か×か
「正解は×。消費期限は『過ぎたら食べない方が良い期限』ですが、劣化が遅めの食品に表示されている賞味期限は、『おいしく食べられる期限』のこと。期限が過ぎても品質が保持されているとされ、すぐに食べられなくなるわけではありません」
現在、家庭での食べ残しのうち半分以上が手つかずで捨てられていて、そのうち賞味期限前のものが3割と期限後2週間以内のものが3割で全体の約6割なのだとか。
「食べ物を捨てると、ごみ袋の数も増えます。二重の意味でもったいなことを意識しましょう」
問3
野菜を長持ちさせるための冷蔵庫での保存方法として
正しいのはどれ?
「正解はB。冷蔵庫での保存は乾燥に注意が必要です。キャベツなどの葉野菜は軽く水にぬらしてポリ袋や新聞紙で包みましょう。芯のあるものは抜いて、そこにぬれたキッチンペーパーを詰めると長持ちします。湿気に弱い根菜は新聞紙などで包んでポリ袋に入れて保存を。ニンジンについては、立てて冷蔵庫に入れるのが正解。野菜は育ったときの環境と近い状態で保存します」
買い物の前にもできることがあるそう。
「余計なものを買わないために、買い物前に冷蔵庫のチェックを。冷蔵庫の扉にレシートを貼って、使ったものから消すようにすると、冷蔵庫を開けなくても残っているものがわかります」
子どもにも関わる生活費について読者にアンケートを取ったところ、「子どもがスマホを持ちたがっているけれど、月々の通信費が高くなる」などの悩みもたくさん寄せられました。そこで、家族みんなが携帯電話を持つ場合に、節約するためのコツを「ヨドバシカメラ マルチメディア京都」の白波瀬翔さんに聞きました。
「まずは契約プランを見直すことが大切。ほとんど通話をしないのにかけ放題のプランにしている方も。また、自宅のインターネットと携帯の通信会社を同じにすると、割引が受けられることも多いです。
このほかおすすめは、格安スマホにすること。携帯代が月々8000円とすると、半額以下に抑えられます。そもそも格安スマホとは、格安SIMを差し込んだスマートフォンのこと。携帯でネットなどの通信をするために必要なSIMカードのうち、格安SIMは事業者が携帯会社の電波を借りてサービスを提供しているため低価格になっています。
ただし、携帯会社のメールアドレスが使えなくなるほか、サポートも大手携帯会社ほど手厚くないので、不安がある場合はおすすめできません」