- 教えてくれた人
- 「中国料理菜格(さいかく)」
大久保政英さん
口に入れると、中国産のサンショウ“ホアジャオ(花椒)”の香りがふわり。
「ホアジャオはマーボー豆腐などに使われるスパイスで、ピリッとした辛みとスーッとした香りが特徴です。『花椒オイル』は炒め物など、何でも使えます。オイルを作るのが難しければ、ごま油に代えると、また違う味わいが楽しめます」(大久保さん)
ザーサイを切って混ぜるだけの手軽さも魅力の混ぜごはんです。
- 材料
- ごはん…………………………2合分
- ザーサイ………………………100g
- 釜揚げシラス…………………100g
- しょうゆ………………………小さじ4
- いりごま………………………大さじ2
- シャンツァイ…………………適量
- 花椒オイル(作りやすい分量)
- A
- サラダ油………………………100g
- ホアジャオ(ホール状)……5g
- 作り方
- ①「花椒オイル」を作る。小鍋にAを入れて、焦がさないよう弱火にかける。プクプクと小さな泡が鍋底から上がってくるのが止まったら、火から下ろし、冷ましておく
- ②ザーサイは軽く洗い、細切りにする。しょうゆと花椒オイル(小さじ4)であえる
- ③ごはんに❷を混ぜる
- ④釜揚げシラスといりごまも加え、軽く混ぜ合わせる
- ⑤器に盛り、ホアジャオ(オイルから取り出したもの)とシャンツァイを飾る
- 混ぜごはんでおにぎりを作り、フッ素樹脂加工のフライパンで焼く(油はひかなくてよい)。熱い鶏ガラスープをかけ、シャンツァイと刻んだトウガラシを飾る
- 教えてくれた人
- 「キムチのミズノ」
水野植光(うえみつ)さん
「韓国料理では陰陽五行説を大切にし、赤・緑・黄・白・黒の5色の食材が含まれるように気を使っています」と水野さん。
彩り豊かな混ぜごはんは、韓国の具だくさんなのり巻き「キンパ」をイメージしているそう。
「熱々のごはんに、たっぷりのごま油と塩を混ぜるのがポイント。酸っぱくなったキムチを使う場合は、先にごま油で炒めておくと、コクが出ておいしくなりますよ」
- 材料
- ごはん……………………………………2合分
- ハクサイキムチ(刻んだもの)………30g
- ニンジン…………………………………1/3本
- ホウレンソウ……………………………1/2束
- 卵…………………………………………1個
- カニ風味かまぼこ(さいておく)……1本分
- 塩、砂糖、しょうゆ、ごま油、………各適量
- A
- 牛肉(細切れ)…………………………100g
- 砂糖、しょうゆ、酒……………………各小さじ1
- 作り方
- ①牛肉の甘辛煮を作る。小鍋に砂糖、しょうゆ、酒を入れて沸騰させ、牛肉を加えて色が変わるまで煮る
- ②ニンジンは細切りにして塩ゆで。ごま油で軽く炒めて塩で味付けする
- ③ホウレンソウは塩ゆでし、固くしぼって、食べやすく切る。砂糖、しょうゆ、ごま油各小さじ1を合わせたもので味を付ける
- ④卵に砂糖小さじ1と塩少々を加えて、錦糸卵を作る
- ⑤ごはんに塩(小さじ1/2)とごま油(大さじ2)を混ぜる
- ⑥キムチとカニ風味かまぼこ、❶❷❸❹を軽く混ぜ、器に盛る。刻みのりといりごま(各分量外)をかける
- 手巻きずしのように焼きのりで混ぜごはんを巻く。皿に盛り、いりごまをふる
- 教えてくれた人
- 「肉洋食オオタケ」
大竹康貴(やすたか)さん
「白ごはんにぴったりな、“濃い味”を混ぜ込んだ一品を考えてみました」と大竹さん。少し甘めに仕上げた野菜入りの肉みそは、大人から子どもまで好まれる味ですね。
「粗びきのミンチだと風味がアップします。さらにこだわるなら、牛肉や豚肉を自分で粗く刻んだものを使ってください。さらにおいしく、かつ食べごたえが増し、ごちそう感がアップします」
- 材料
- ごはん…………………2合分
- 合いびきミンチ………150g
- タマネギ………………1/4個
- ニンジン………………1/4本
- ピーマン………………1個
- サラダ油………………大さじ1
- オオバ…………………適量
- A(合わせておく)
- 砂糖……………………大さじ1強
- しょうゆ………………大さじ2
- みそ……………………大さじ1弱
- 酒………………………大さじ1.5
- みりん…………………大さじ2
- 作り方
- ①タマネギ、ニンジン、ピーマンを全て粗めのみじん切りにする
- ②フライパンを弱火で温め、サラダ油をひいて❶を木べらで混ぜながら炒める
- ③しんなりしたら合いびきミンチを加え、色が変わるまで炒める
- ④Aを加え、混ぜながら1分ほど煮詰める
- ⑤ごはんに❹を混ぜて器に盛り、刻んだオオバを飾る
- 耐熱皿に混ぜごはんを敷く。炒めたホウレンソウを混ぜたホワイトソース、とろけるチーズ、パン粉の順にかける。オーブン(200℃)で焦げ目が付くまで焼き、刻みパセリをふる