毎日のように食事作りをする人にとって、日々の献立を考えるのは大変なもの。家族に「今日、何食べたい?」と聞くこともありますよね。ですが、返ってくる答えにがっかりしたり、イライラしたり…。では、みんなはどのような答えを期待しているのでしょう。リビング読者へのアンケート結果から、その“正解”を探りました。
※アンケート有効回答者数450人
そもそも、「今日、何食べたい?」と、家族に聞く人は、どのくらいいるのでしょうか。
リビング読者に実施したアンケートでは、「聞く」との回答が72%にのぼりました。ただし、聞く頻度は人によりさまざま。「毎日、朝出かける前に」(TM・42歳)という人もいれば、「週末の時間があるときにのみ」(OK・35歳)、「月に1度あるかないか」(MN・37歳)という人も。
聞く理由としては、以下のように「メニューが決められないから」が多くを占めていましたが、もはや「口癖になっている」という声もありました。
読者の7割以上が「今日、何食べたい」と聞くとの結果が出ましたが、その返事で多いのは―。アンケート結果からは、圧倒的に「何でもいい」という回答が。一方、「言われたら嫌な答えは?」という問いに対しても、「何でもいい」が最も多いという結果に! いつもの答えが、嫌な答えになってしまっているケースが多いようですね。
「何でもいい」が嫌な理由としては、「思いつかないから聞いているのに何の解決にもならない」(FS・51歳)、「何でもいいと言ったあとに、『じゃあカレーね』と私が言うと、『カレーはちょっと』って…。じゃあ何でもいいっていうな!」(AT・31歳)、「そう言うわりには、作った後に『また同じメニューか』とか言われてイライラする」(SN・51歳)、「家族の料理のことで悩んでいるのに、ひとごとだから。『何回も聞くな』と言われると、作る気もなくなる」(TI・45歳)、「全部を押しつけられているみたいで、どうでもいいに近いものを感じる」(TS・33歳)など怒りの声が。
ほかにも、嫌な回答として多かったのは、手が込んだものや高価な食材を使った料理。「家にないものや、時間がかかるものを言われると、もっと考えてと思う」(MK・30歳)、「家族の希望はほぼ100パーセントお肉ですが、牛肉ってやっぱり高いので簡単に言わないでと思ってしまう」(JK・47歳)。
一方、聞かれる側としても言い分があるようです。「手のかかるものであろうが、思い浮かんだメニューを答えます。そもそも、その料理にどれぐらいの手間がかかるのかすら、よく分からないですし。不正解の答えがあるなら聞かないでほしい」(ST・50歳)、「何と答えても否定されるので、聞く時点で既に何を作るか決めているのかなと思う」(IS・64歳)。
質問をそのまま受け取り、思った通りに答える夫と、家計や食材のことまで考えて日々頭を悩ませる妻。互いによかれと思っていても、意識にずれが生じてしまっているのかもしれませんね。
1位メニューが自分で決められないから
2位家族に喜んでほしくて
そのほか