では一体、「何を食べたい?」の質問への正解とはなんでしょうか。理想の答えとして、読者から声が多かったものを“三大正解”と認定します! どうすればそれを引き出せるのか、寄せられた聞き方のアイデアも参考にしてみて。
多かったのは、「具体的な料理名を言ってほしい」(NT・51歳)、「これが食べたいと答えてくれたら」(OW・29歳)というもの。そこには、「迷わなくて済む」(TK・60歳)、「その料理にしなくても、参考にしてメニューがひらめくので」(KS・40歳)、「自分で考える時間にほかのことができるし、買い物も楽」(KM・64歳)、「そのときの家族の体調がわかるから」(TS・59歳)などの理由があるようです。
モチベーションにも関わるようで、「リクエストをもらうと、やる気も出る」(TI・45歳)、「前に食べた○○がおいしかったので作ってほしいと言われると、手間がかかる料理でもうれしいので作ります」(OM・32歳)などの声もありました。時間がかかるものは困るという意見も紹介しましたが、「おいしかったから」の一言でやる気が出る人もいるようです。
「せめて肉、魚、麺類などメインになるもの、もしくは和食か洋食などを答えてほしい」(KC・45歳)、「素材名、調理法など何でも答えてくれたら助かります」(YT・49歳)など、具体的な料理名でなくても、大まかなジャンルなどを答えてくれることが正解という人も。
中には、「食材やジャンルなど、絞りすぎないリクエストの方が、冷蔵庫の中身などによって作る料理をこちらで決められる」(KT・29歳)、「特定されると手間がかかるものだったり作る気分ではないものだったりするので」(AT・31歳)など、料理名まで言われた方が逆に困るので、ジャンルだけにしておいてほしいという意見もありました。
簡単なメニューを正解として支持する意見もたくさんありました。
「パスタとかさっとできそうなもの」(YN・34歳)、「鍋、ギョーザなど全員で囲んで食べられて、調理が楽な料理」(SA・37歳)、「カレー、肉じゃがなど。簡単で何日か食べられるから」(UN・39歳)、「定番メニューを言ってくれると作りやすい」(KM・34歳)、「私の得意料理で安く手早くできるメニュー」(AA・41歳)というように、手が凝っておらず、作る手順が簡単なことが重視されるよう。
これ以外にも、「冷蔵庫にある物で作れるメニューだと、買い物に行かなくていいので助かる」(YM・36歳)など、材料が家にそろっていることもポイントとのことです。
三大正解以外にも、さまざまな意見が集まりました。「相談にのってもらい、会話をしながら決めたい。例えば…。私『何食べたい?』、夫『何があるの』、私『ひき肉とタマネギかな』、夫『ミートソーススパゲティがいいな』、私『スパゲティがないよ』、夫『じゃあ買いに行こうか。それとも、ある材料でドリアはどう?』など、理想です!」(AM・33歳)、「答えは何でもいいけど、『手伝おうか?』という一言があるとうれしい。ほんのささいなことでも、頑張って作ろうと思えるから」(KN・29歳)など。
すべての正解に共通するのは、「何でもいい」ではなく、家族の食卓のこととして一緒に考える姿勢を持ってほしいという思い。ただし、夫としても「なんでもいい」との答えに、悪気はないということも心に留めておきたいもの。質問方法を変えるなどして、互いにイライラしない方法を探っていきたいですね。